このところ、年配の知人が癌になった話が続いたと思ったら、
同世代の友人からも次々とがん検診に行ったという話を聞いた。
子育て中の友人は、精密検査でがんの疑いが晴れたものの、自分
の人生を考え直したと言っていた。
私も30歳頃だったか、がんの疑いで精密検査を受けたことがあった。
結果はなんでもなかったけど、それが判明するまでの間、世の中が
きらきら輝いて見えたことを覚えている。子供がいない独身の身軽
さもあってか、視点が変わるだけで世の中がこんなに違って見える
のかと感心したものだ。
「これが最後かも知れない」、「明日はないかも知れない」という
思いを頭の片隅に常にもっていたら、いつも「今」が輝くのだろうか。
そんなこと思わなくても、今朝の景色は輝いていたけど、この景色
を見るだけで、「生きていてよかった」と生命に感謝しちゃいます。