裏のおばちゃんの家の浄化槽工事はまだまだ終わらない。
玄関前にあった小屋はとっくに取り壊されたが、まだまだ
廃材が出てくるらしい。廃棄するにも運び賃を含め料金が
かかるため、おばちゃんはうちで焚き物に使ってくれという。
そんなわけで、うちの裏にはドガン、ドガンと廃材が次々
と放り込まれている。こちらとしてはありがたい限り。
ついでにおばちゃんが、うちの裏に置きっぱなしを原木か
ら「しいたけ」が出ていることを教えてくれた。廃材とい
い、しいたけといい、ふってわいたいい話であった。
びわ湖畔に暮らす翻訳家の物語