東京の蕎麦屋

滅多にないことだが、夫はきょう日帰りで東京出張だった。お昼に東京駅に着き、2時からの会議に出るとのこと。そこで、乗り換え駅の近くの蕎麦屋で昼食をとることを勧めた。友人がつい最近、そこで働き始めたからだ。ちょっと高級で、しょっちゅう有名人がやって来る店なのだという。ただし、友人はまだ見習いなので、気軽に声をかけてはいけないと夫には釘を刺しておいた。

んで、夫は実際にその店に行ってくれた。さすが東京の有名店だけあって、行列までは出来ていないが、ひっきりなしに客が出入りして、とにかく人が多かったそうだ。「いらっしゃいませ~」などの声かけも独特で、お店の真ん中に陣取った若女将と番頭さん(?)のふたりに、客も従業員も監視されているような雰囲気で、長居することはもちろん、なかなかリラックスも出来なかったという。そして結局、私の友人がどこにいたのかもわからずじまい。

あとで友人から話を聞くと、東京でもかなり特異なお店らしいのだが、関西ではあり得ないお店かも知れない。私も昔、東京に暮らしていたなんて・・・今となっては信じられない。

*息子から、「弁当は軽くていいから!」としつこく言われる、きょうこの頃。
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ラーメン探訪

きょうも朝から夜まで息子は塾。夫もきょうは午前中、仕事に出かけた。そのため私が代わりに自治会の会議に出かけたのだが、議題が多くて、なかなか終わらない。昼前に終わる予定だったのに、家に戻るとすでに2時。そこで一足先に帰宅していた夫とふたりで、ラーメン屋にゴー!

いくつかの選択肢の中から、夫が職場からたまに出かけることがあるというラーメン屋に足を延ばした。私はまだ入ったことがない店だ。家からちょっと距離があるのと、いかにもガテン系向けの雰囲気で、女性だけではまず入らないだろうというお店なのだ。

さすがに午後2時を過ぎているので、お客は殆どおらず、冷房がきいて寒いくらい。メニューの数が多すぎて、悩んでしまったが、結局、四川風の冷麺を注文。ああ、なんでこんな日に限って、こんなものを頼むんだろうと後悔する。きょうは先日、買ったばかりのトップス(ちょっとお高め)を初めて着ているのだもの。下手すると、唐辛子色の冷麺のタレが服に飛びそう・・・。

ハンカチをナプキン代わりに、気をつけて食べたものの、ああ~残念。よく見ると、2箇所に小さなシミが! 幸い、あっさり系のタレだったので、洗えば落ちそうな気がするし、お腹にもたれない味だったので、よしとしよう!

だって今夜はワールドカップ・アジア最終予選のオマーン戦で日本代表が3-0と快勝したのだから。とっても気分がいい! スタジアムに翻る特大の日の丸もすごかったし、ゴールを決めた瞬間に日の丸にキスをした本田選手の姿にも感動! 代表チームこそ、いま日本で一番、信頼できる日本人だわ。(それに比べて、政治家は・・・)

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社会的使命

DSC04192 実は昨晩も息子のリクエストで生パスタ屋に行ってしまった。夫の帰りが遅くなるとわかっていたので、息子の方から行きたいと言い出し、前から約束していたのだ。ところが、昨日は帰宅するなり息子は日ごろの疲れが出たのか、おやつを食べたらそのままソファで寝てしまった。「塾のある日は睡眠不足になりがちだから、きょうくらいは大目に見てやろう」とそのままにしていたのだが、夕方になって目覚めた息子は自分で自分に大激怒。涙を流して悔しがるではないか。

その日のうちに宿題を済ませるという計画が狂ってしまい、これではもうパスタ屋には行けないと泣きながら、机に向かう息子。「せっかくだから行こうよ」となだめると、「どうしてお母さんは起こしてくれなかったんだ」と八つ当たりして、「行くならお母さんひとりで行って。僕はカップラーメンを食べる」と言い出す始末。「うわ~、3歳の頃とまったく変わらないなぁ」と内心おかしくなって、思わず吹き出してしまった私。まだまだ子供だな~。

結局、1時間ほど勉強して、予定をだいぶ遅れてパスタ屋に向かった。こんな時間でも結構お店はいっぱいだったが、どうやら私たちがこの日最後のお客となった。この頃にはもちろん息子も上機嫌となって、塾や学校の話をいろいろ教えてくれた。ああ、よかった~!!

実はきょう、息子と同じ保育園に行っていた少年が不登校になっていると聞かされた。よくよく調べたら、何年も前から校内のワルにいじめられていたらしい。家庭環境が複雑なこともあり、すぐに家族に相談できないまま自分ひとりで抱え込んでいたのだろう。優しい子だから、周りの大人に心配かけないよう気遣っていたのかも。そんな彼の世話をしている私の友人は、世間的には成功をおさめ、多くの人に癒しを与えている。なのに家庭内ではこういう問題を抱えているとはなんと皮肉なことだろうか。きっと彼女は大きな社会的使命を与えられた人なのだろう。そういう人の家族は多少の犠牲を強いられるのかも知れない。

それを思うと、我が家はなんと平和なことだろう。夫と子供がいてくれることが一番の幸せだ。

*でもって、ついでに昨晩はデザートまで食べてしまいました。(いつもは我慢していたのに・・・)
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生パスタ

きょうは山の集落の友達とランチ。仕事が休みなので会おうと、先週から約束していたのだ。彼女は若い頃から京都のカフェ巡りが趣味で、その後、バイトをしたカフェでご主人と出会ったという。そんな彼女がまだ行ったことのないお店が、この辺りにもちらほらあるので、どこにしようか相談したところ、結局、彼女のリクエストは息子と同じ、生パスタ屋さんだった。なんだか癖になるパスタなんだよね~。

ランチは絶対混むからと開店前にお店で待ち合わせたら、案の定、すでにお店の前にはちょっとした人だかりが! それでもすんなり席は確保。久々にお喋りしたいこともいろいろあったので、ドリンクセットは頼まずに、パスタのあとはコメダ珈琲に移動。結局、ここで延々とお喋りして帰ってきた。

山の集落の友達は、家族の状況や近所の事情を互いによく知っているだけに、相談事もやけに具体的だ。これから子供たちが順々に巣立っていく中で、夫婦はどこで暮らしていくか・・・今から計画をたて、準備をしておかねばならない。それはうちも同じで、「10年後、どこに住んでるかな~」と夫とよく話すのだが、まだ具体的な計画はない。あれこれ考えるのが今は楽しいのだけど、どこに行っても、こんな風に時には友達とお茶をしながらお喋りしたい。

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亀田の柿の種

お菓子は控えようと思いつつ、亀田の柿の種を買ってしまった矢先、その亀田製菓が、「辛ラーメン」で知られる韓国の大手食品メーカー・農心グループとの技術供与契約締結を発表というニュースを目にした。えっ、うっそ~、ショック!!!というのが正直な気持ちだ。農心って(今年の最初にもブログで触れたけど)、ロッテ創業者の実弟が作った会社で、かっぱえびせん始め、日本のお菓子のパクリ商品を出しているとこなのだ。亀田製菓の「おばあちゃんのぽたぽた焼き」も、パクっていたらしい。なんで、そんなとこと・・・!?

と単純に悲しんでいたら、亀田のブログはすでに炎上していた。農心って、パクリだけじゃなく、製品への異物混入が頻繁に起こったり(にせかっぱえびせんにネズミの頭部混入など・・・)、放射線処理をした原料が含まれているのに表示しなかったりで、欧州諸国で輸入・販売禁止処分を受けたそうだ。

こういう提携関係って、メリットとデメリットを検討した上で決めるのだろうけど、いったいどういう判断基準だったのかな~。またも買えない、買わない製品が増えてしまったわ。

*先週末、坂本の桜。
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ラーメンランチ

息子は午前は合唱の練習、午後は塾なのだが、その前に文具を買いたいという。じゃあ、合唱の帰りにショッピングセンターで待ち合わせようということに。ついでにフードコートでラーメンでも食べてお昼にしようか・・・と言ったら、息子は近くの生パスタのお店に行きたいという。なんとまあ贅沢な・・・と言いつつ、じゃあ、そうしようと快諾した私。実はけっこう好きなお店なのだ。

ところが、土曜の午後1時に行ってみると、お店は超満員。駐車スペースも残ってないし、お店の外に並んでいる人も。さて、どうするか。コンビニの駐車場でしばらく話し合った結果、フードコートではないラーメン屋さんに向かった。つい最近も、ここのラーメン屋の社長さんをテレビの番組で見たところだ。こちらも満席だったけど、ほどなくテーブル席に案内されて、ふたりで仲良くラーメンを食べた。

息子とふたりでラーメン屋というのは初めてかも。

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お宝とまと

瀬戸内の陽射しをいっぱい浴びて育った倉橋島の「お宝とまと」が我が家に届いた。これ、ほんとに美味しいんです。「瀬戸内海は日本の地中海」なんて言う人もいるが、瀬戸内に暮らす人たちにもなんとなく地中海気質に近いものがあるような気がする。気候の影響って、案外と大きいのではないか!?

からりと晴れた青い空、おだやかな青い海に緑の島々が浮かぶ。この景色を見るだけで、気分が明るくなる。絶望なんて、あり得ないと思う。たとえどんなに貧しくても凍死や飢え死にはしないだろうし。

私は沖縄に行ったことがなく、沖縄の歴史も知らなければ、沖縄問題の詳しいこともまったくわからない。ただ、今まで負担ばかりを背負わされてきて、いかにも県をあげて基地に反対しているかのような報道のイメージが必ずしも真実ではないのだろうとは感じていた。(広島についても似たようなことがあるかも)

そんな中、『新・沖縄ノート 誰も語れなかった沖縄の真実』 惠隆之介著 という本を読んだ。
誰も語れなかった沖縄の真実 ――新・沖縄ノート
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帯に「私は殴り殺される覚悟で本当の沖縄を書いた!」とあるように、読んでみて本当にびっくりした。これはあくまで著者の視点から見た沖縄であり、この本に書かれたことのみが真実とは思わないが、それでも一般に報道されていることとのあまりの違いに驚いた。これは一面の真実に過ぎないと言われるかも知れないが、それでもこの本を読む価値は大いにあると思う。

ところで、なぜこの本を持ち出したかと言えば、著者が沖縄県民の特性として、理念闘争に終始して物事の本質を見失う欠点があり、演繹的思考に乏しいことを挙げ、その要因は亜熱帯の気候にあるとしていたからだ。本格的な冬がないから、危機管理意識も薄弱なのだと。

それが本当かどうかはわからないが、気候の影響は確かに大きいのだろうと思う。私自身、自分の言ったことすらすぐに忘れて、「ま、いいじゃないの。わっはっは!」で済ませてしまう、このいい加減な性質というか、能天気な考え方は瀬戸内海の気候に育まれたものじゃないかという気がするからだ。単なる責任逃れかも知れないけれど。ま、いいじゃないの!

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ラーメンの東大

きょう息子は自ら望んで塾のイベントに出かけて行った。朝の9時から夜の9時までの12時間特訓というものだ。先日、弁当は軽めにしてほしいというリクエストが出たため、今朝はお昼用にサンドイッチを作って持たせた。そして午後、夕飯用のお弁当を作り、夫とふたりで電車に乗って届けに行くことにした。ついでに塾のテキストを買って、本屋に寄って、京都拉麺小路でラーメンを食べて帰ろうという計画。なんだかんだ理由をつけて、要はラーメンが食べたいわけだ。

それにしても12時間なんて、よく頑張るよなぁ~と感心する。塾に着くと、いきなり教室からどっと笑い声が聞こえ、授業がかなり盛り上がっている様子。夫がこっそり教室をのぞき見ると、最前列で先生の話に喰いついてる子がいて、よく見ると、それが息子だったらしい。しかし、その後、もう一度のぞいてみると、息子は机の上に突っ伏していたそうだ。(あとで本人に確かめると、途中で眠くなり意識が朦朧としたとのこと。)

用件をすませ、いざ京都拉麺小路に行くと、まだ6時前というのにすでにどのお店も行列ができていた。う~ん、どこに並ぶか。とりあえず椅子に座って待つことができるお店を選んでしまう安易な私。それが徳島の「ラーメン東大」。“目指すはラーメン界の東大”というのがキャッチフレーズらしい。「徳島のラーメンって聞いたことないよね」とか、「徳島といえば、仙谷官房長官のときに不買運動が起こったよなぁ」とか、失礼なことを言いながら待っていたのだが、いざ食べてみると、

うまい!!!

特徴があるのにあっさりしていて、まだもうちょっと食べられるかも・・・という余韻を残して店を出た。うーん、この食後感はすばらしい! 食い意地の張ってる私は、美味しいと思うとついつい食べ過ぎて、特にラーメン類はあとでおなかがパンパンになって苦しくなる。ひどいときは気持ち悪くなる。だけど、ここのラーメンは食べた直後の満足感がそのまま気持ちよく持続した。この点は夫も唸っていた。しかも生卵が無料。ラーメンとご飯を頼んで、卵かけご飯を食べている男性を見て、夫も真似していた。

こうなったら拉麺小路のお店すべてを制覇してみたい。ま、焦らずゆっくりと。

息子は頑張って勉強しているというのに、ちょっと罪悪感を覚えながら、帰りの電車を待っていたら、息子の塾友のお母さんと遭遇。一緒にお喋りしながら、家まで帰った。

*これが徳島のラーメン!
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じゃがいももち

DSC03928 きょうは弁当なしの塾の日だが、塾弁の日はなにを作ろう・・・と頭を悩ませる。塾での学習内容は殆ど知らない。息子がたまに、「お母さん、これ知ってる?」と嬉しそうに習ったことを説明してくれるときも、右の耳から左の耳へ。返却されたテストをもらっても、点を見るだけで内容は見ず。塾から持ち帰る大量のプリントも持て余し、いざというときに必要なプリントがみつからず、息子や夫にあきれられる始末。それでも塾弁の中味だけは、いつも気にかけている。

普段、「ごはんと味噌汁があればいい」という息子だが、いまの弁当箱では味噌汁を入れることはできない。となると、ごはんに加え、味噌汁と同じくらい息子が好きなおかずを入れてやりたい。栄養面も考えて、基本は野菜系2品と肉(たんぱく質)系1品。息子の好物のじゃがいもも毎回同じ料理では飽きるので、いろいろ考える。で、つい最近、ふと思い出した。まだ息子が小さかった頃、じゃがいももちを作ったら、喜んで食べてくれたことを。

すっかり作り方も忘れていたので、レシピを調べて久々に作ったら、滅多に料理のコメントをしない息子が、「じゃがいももち、おいしかった!」と言ってくれた。それでついつい、メニューに煮詰まると、じゃがいももちを作ってしまうきょうこの頃だ。

*上の写真ではわかりづらいけど、こんな感じ。これはゴマ入り。
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デコポン

とりあえず確定申告はあとまわしで、仕事をしている。仕事に没頭したせいなのか、風邪気味なのか、珍しく頭痛がする。自慢じゃないが、私は頭痛薬というものを飲んだことがない。というか、飲み薬は基本的に極力のまない。こどもの頃から薬は大の苦手。

なので、こういうときは気を紛らわせるか、寝るしかない。
マッサージクッションで昼寝をしたあとは、デコポンでリフレッシュ。お菓子をおやつにするより、よさそうだ。

広島・大長から取り寄せたデコポンがとっても美味しい! そもそもみかんの皮をむくのが大嫌いで、進んでかんきつ類を食べようとしない夫までも、この頃は「デコポン食べる?」ときくと、「うん」と言って自分で皮をむいている。息子ももちろん、喜んで食べている。

こどもの頃、こんな美味しいかんきつ類、食べたことなかった・・・と思ったら、それもそのはず。1972年に日本で交配して誕生したそうだ。一箱があっという間になくなりそう。

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