この間から友人・知人のお父様がふたり続けてお亡くなりになった。そしてきょうは別の友人から、家で介護していた義母が突然亡くなったと連絡が入った。季節の変わり目だからだろうか。
ところで昨日の続きで、「君が代斉唱拒否」の問題を考えている。祖国の国歌をなぜここまで忌み嫌う必要があるのか、どうしても私には理解できない。(忌み嫌ってはいけないと言いいたいのではない。そういう人の立場で考えてみようと思っても、その心情がわからないのです。)
私は一年ほど、中国の大学に留学したことがある。その間、大学内の留学生寮に暮らしたのだが、毎朝、スピーカーから「義勇軍進行曲」(中国の国歌)が大音量で流れていた。否応なしに、毎朝、中国国歌を聞かされたわけだ。人間というのは不思議なもので、毎日、耳にしていたものにはなんとなく愛着がわく。中共が大嫌いなくせに、今でもテレビのニュースで中国国歌がちらっと流れると、つい鼻歌でメロディをうたっている自分に気づく。
無意識に、感覚的に入り込んで染み付いたもの、刷り込まれたものは、なかなか消し去ることはできない。「日の丸・君が代」に反対する勢力は、日本国民の心身に国旗国歌が浸透することを阻止したいのではないか・・・と思うのだが、穿った見方だろうか。つまり、日本国民としてのアイデンティティや自覚を持つことを阻害したいのではないかと思う。
そのような思想を持って行動する国民がいてもいいと思う。けれど、公立学校の先生が職場でそのような思想を表明する行為をしてもいいのだろうか。内戦でもしているような国ならばあり得るかも知れないけれど。
国旗国歌に反対して、いったい誰が得をするのか。どう考えても、日本という国家を潰したい(というか弱体化させたい)勢力の思うツボではないかと思うのだけど。日本は一見、平和な国だけど、よ~く考えると、背筋が凍るような怖いことがここ何十年、ずっと水面下で進行しているのだと思う。
*きょうも息子は弁当を持って塾に行った。ご苦労さん。