借家の不満(その2)

家の不満を言ったことを反省したくせに、また続編を書くとは、懲りない私。きょうは建物のことではない。庭のこと。せっかくの広いスペースなので有効利用したいのだが、2年が過ぎた今もまったく手付かず。隣接する区画は畑のため、すこぶる日当たりもよく、家庭菜園やガーデニングには持ってこいなのだが、「本格的にやると、けっこうお金がかかりそう。時間も手間もかかりそう」と躊躇している。(根っから怠惰な人間なのだ。)

ほんとは洗濯物をどばーっと干したり、テーブルセットを置いてお茶でもしたり・・・というスペースにしたいのだけど、今のままだと回りから丸見え状態で、少し目隠しが欲しいところ。サンルームにも憧れるけど、賃貸の家に勝手に工事はできないし、第一、そんなお金はないし。

そうこうしている間に春がきて、そろそろまた草取りが始まる。何も利用していないただの空き地の草取りほど、虚しい作業はない。ああ、憂鬱!

実は、そもそも庭の有効利用に積極的に取り組めない理由がもうひとつある。それは、お隣のおばあちゃん。暖かい季節になると、天気のいい日は必ず庭のベンチにず~っと座っているのだ。かなり高齢のおばあちゃんで、足が悪いのだが、耳はよく聞こえるし、お話も大好き。ただし、お話がちょっとおかしな時もあるし、同じお話を繰り返すことも多いし、とにかく暇なので延々と喋って下さる。最初はちゃんと付き合っていたのだが、もしこれが毎日となったら私には耐えられない。

だから去年も、わざわざ小雨の日や時間帯を選んで、草取りをしてみたのだけど、耳のいいおばあちゃんは外の足音を聞きつけて、わざわざ家の中から出てくることもあるのだ。よほど暇で人恋しいのだろうか。一度、天気の悪い日に近所の用事を終えて家に帰っていたら、いつもは裏の庭に座っているおばあちゃんが、玄関側の和室の障子を半分開けて、じ~っと家の前の道路の様子を見つめていたのでビックリしたことがある。

さて、我が家の庭はどうなるだろうか。

*最近はまっているのが「わさび菜」のサラダ。
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