昨日が休日出勤で、きょうが代休の夫と、おでかけした。息子を送り出した直後にふたりで駅に向かい、奈良・東大寺へ。ダライラマ法王の講演会のためだ。
講演といっても途中からは質疑応答形式で(ただし、主催者より事前に政治的な質問はしないようにとの注意があった)、ざっくばらんにお話をして下さったのだが、法王が繰り返しおっしゃったのは「自分で勉強しなさい」ということ。「意味もわからずお経を唱えるなら、歌を唄う方がまし」と、仏教の経典や解説書を自分で読んで学ぶことの大切さを訴えられた。また、瞑想を実践し、その効用を科学的視点で検証するといった21世紀的なアプローチを提言されたり、「仏像やお堂を建てるくらいなら、学ぶ場所を作って欲しい」とも。
「誰かに救ってもらおう」とか、「誰かに教えてもらおう」とか、「深く考えずに、いいと言われるものをやっておこう」とか、そんな他力本願な考えでは本当には生きていけないのだ…とガツンと言われた気がした。自らが求め、努力し、苦しんで学ぶことで、初めて本当に「生きる」ことになるのだろう。
帰宅後、国会中継をつけたら、怒りを通り越して脱力。その後、TVタックルを見たら、自民党政権がいかにまもとだったかがよ~くわかった。(そのときは、そこまでわかってなかったけど)。たけしも言ってた。「あの時はみんな、麻生さんがブレてるブレてると非難したけど、今の政府と比べたら、麻生さんに謝らないといけないな。あなたは微動だにしませんでしたって」。
私を含め、甘っちょろい考えの日本人は、ダライラマの言葉を肝に銘じなければと思う。こんな政権を選んだのも、誰のせいでもない、日本人の責任なんだから。
*奈良の鹿のずうずうしさにはびっくり。タクシーに乗るんですか?
人通りの多い土産物屋の前で交尾する鹿もいたぞ~!!!