相馬の友人と、10年くらい前から音信普通になっていることを前にも書いた。震災直後に彼女の住所を地図で調べたら、すでにそこには家がなかったので、どこかに引っ越したのだろうと思う。
でもやっぱり気になって、ふと彼女の名前で検索したら、福島の避難者名簿にヒットした。けれど名前だけなので、本人かどうか・・・。福島原発近隣からの避難者名簿なのだけど、3月下旬の情報で、詳しいことはわからない。特に珍しい名前ではないけれど、ものすごくよくある名前でもないし、やっぱり彼女なのだろうか・・・と、それでも調べ続けたら、年齢が出てきた。4歳違い。同姓同名の別人のようだ。
それにしても、延々と続く名簿を見ながら、これほどたくさんの人たちが避難所で大変な生活をしている(していた)かと思うと、なんともいえないやるせない気持ちでいっぱいになる。当たり前と思っていた生活が、どれだけ尊いものか、感じ入っている。