JRの都合

今朝、広島の従姉から自宅で寝たきりだった彼女の母親が昨日亡くなったと連絡があった。私よりかなり年上の従姉が、だいぶ前から休職して、自宅で介護していた叔母は93歳であった。実は、この叔母は私の父(98歳)の妹である。9人兄弟のうち、とうとう生存者は父ひとりとなってしまった。

明日の葬儀に日帰りで行くため、急遽、新幹線を予約することにした。普段はネットでExpress予約をして、チケットレスの旅をするのだが、今回は片道半額となるJR西日本の割引券があったので、行きの分だけ駅のみどりの窓口で購入することにした。行きはチケット、帰りはEX予約となるので、事前にJRのHPを調べたが、よくわからないことがあったので、さらに電話で問い合わせて確認した上で、最寄の駅に向かった。

これはJR西日本管内で通用する割引なので、滋賀県から広島県までの乗車券は半額となる。しかし、新幹線に限ると、広島-新大阪はJR西日本管内だが、京都はJR東海なのだ。つまり、京都-新大阪間の新幹線料金は割引とならない。なんちゅー面倒くさいことじゃ。

最寄の駅の窓口はひとつだけなのだが、すでに先客があり、若い女性駅員さんが対応していた。しかし、待てどくらせど、終わらない。先客もちょっといらいらしてきたようだ。「これをこうするだけだから、○○円の差額を払えばいいだけじゃないの?」と声をかけるが、若い駅員さんは必死に電卓をたたき続ける。事情がわからない私から見ても、そこまで複雑なことでもなさそうで、どうしてこれだけ時間がかかるのだろうと不思議になった。私の後ろに並んだおばちゃんも、不安そうにどんどん前にせり出してきて、ついには私に、「私、次の電車に乗るんです。ここにハンコもらうだけだから、順番ゆずってもらっていい?」と言う。私は「どうぞ」と答えつつ、その直後に列を離れた。たぶん、この若い駅員さんでは私の割引券は複雑すぎて対応できないかも・・・と思ったからだ。以前も、夫がここの窓口でえらい目にあったことがある。新幹線のキップのことで駅員さんが手間取って、電車に遅れるのではないかとヒヤヒヤしたのだ。そのとき私は、「京都駅の窓口でやればいいものを。大きい駅の方がスタッフも多いし、どんな状況にも慣れてて、手早く対応してくれるわよ」と、夫の判断を笑ったものだ。

結局、私は車を走らせ、隣町の大きな駅のみどりの窓口に行った。結果は正解。駅員さんはスムーズに対応してくれた。ベテランの駅員さんが控えていたので、途中、アドバイスまでしてもらった。「京都ー新大阪の指定席は割高になるので、この区間だけ面倒ですが自由席にされた方がいいと思います」と。

いやはや・・・片道割引券のせいで、こんな大変な面倒くさいことになろうとは。これもすべてJRの勝手な分社化のせい。しかも若いスタッフの質も低下しているのではないか!? 小さな駅だから、そういう人員が配置されているのか、それとも全体のレベルの問題なのか!? いくら新人といったって、4月入社からもう10ヶ月は経っている。これももしかして「ゆとり教育」の影響なのか!?

いろいろ考えてしまいました。それにしても、京都駅がJR東海って、どうよ??????

*午後から岸和田出張の夫につきあって、ラーメンランチ。
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“JRの都合” への3件の返信

  1. またまた出てきました。
    JRの対応には私もしょっちゅう辟易してます。
    特に、JR東日本とJR東海の連携が悪くって、「どうしてこうなるの}」と思うことが多いです。
    電車や新幹線に乗るのは好きなので、改善してくれれば嬉しいんですけどねぇ。

  2. JR東海とJR西日本の連携も悪いですよ~。(2月14日の後日談を見てください。)ほんと、「どうしてこうなるの?」と思います。日本らしい、おもてなしの精神はないのかい?って。

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