徒歩圏のおうちレストラン

腹八分目を誓ったばかりだけど、きょうは初めてのお店にランチに行った。夫の職場関係の奥様との会食だ。滅多に顔を合わせることがなく、こういう機会は半年に1回くらいだろうか。毎回、違うお店を訪ねており、今回はうちの近所の「お家レストラン」。住宅地の中の自宅の一室がレストランになっているのだ。

ご主人は、市街地で開いていたレストランを閉め、ゆっくりリタイア生活を始めたものの、周りの声に促され、自宅で料理を提供するようになったらしい。今は完全予約制で、ランチとディナーを食べられる。

うちから歩いて行ける距離なので、ぶらぶらと近所のお宅拝見をしながらレストランに到着。私たちが最初の客だったが、その後、続々とおばちゃんグループが3組やってきて、お部屋は10数人の客で埋まっていた。ご主人が、すべてひとりで取り仕切るのだが、さすが年季が入っていて、落ち着いて、きちんとしたサービスだった。めちゃくちゃ愛想がいいわけでもないし、ちょっとこだわりのおじさんであることは間違いないが、基本は人と料理が好きだから、今もこうやって営業されているのだろう。

大勢のおばちゃん客がいたお陰で、私はきょうも周りを気にすることなく、お喋りができた。喉をやられて声がかすれているにも関わらず、きょうもがんがん喋ってしまった。広島の同級生の話をしていたら、携帯にその本人から電話がかかってきたのにはビックリしたけど。(緊急の相談事だったのだ)。

帰り際、お店のご主人に、「歩いていらしたようだから、ご近所ですか?」と訊かれた。おっ、しっかり観察しておられたのか。お値段も量もちょうどよかったので、また近いうちに、ぜひお邪魔しようと思う。

*かにドリア
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*デザート盛り合わせ
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