入院中の母

朝の用事をすませて、街の家から広島に帰った。
う~、やっぱり街からだと便利で速い!

故郷に着くと、レンタカーに乗って用事をすま
せ、まずは父の顔を見に行き、変わりのないこ
とを確認して、母の病院へ。(父はちょうど耳
掃除をしてもらっているところで、散髪仕立て
で小奇麗になっていて、相変わらず顔色もよく
いたって元気そうだった。母の近況を知らせる
と、「気候がようなりよるのに身体もようなら
んかったら、いけんぞ」と言っていた。)

病院では近所の友人も来てくれて、三人でお喋
りしたあと、面会時刻が終わるまで私は残った。
息子と一緒に来るときは、そんなに長居できな
いのだが、きょうは心置きなく母と一緒にいら
れる。背筋を叩くと気持ちいいというので、ず
っとトントンしながら話をした。母は、「長生
きできた、ありがとう」などと言うのだが、ま
だ「食べたい、飲みたい」気持ちもしっかり残
っているようだ。

本屋でみつけた気功の本を新幹線の中で読んだ
ので、背中をトントンしながら試しに気を送っ
てみたつもり。母からも気が出ているのを感じ
たような気がする。しかも病室の窓から気持ち
のいい風が入ってくるのだ。夕暮れ時になると、
外からチュンチュンと鳥の鳴き声が聞こえてき
た。

「また明日の朝、来るからね」と母に別れを告
げて外に出たら、田んぼの向こうに美しい夕焼
けが! いつ何があろうとも後悔はない…と思
える一日だった。(かな?)

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