ネットで「橋下市長、北大・山口教授を完膚なきまでにフルボッコ」という見出しを見て、1月15日(日)の報道ステーションSUNDAYでのふたりの討論(?)の模様をYouTubeで見た。うーん。こりゃ、確かにひどい。この先生、橋下氏の知事時代からの政策や実績をきちんと調べず、さらには大阪の行政や教育現場の実態も知らず、単に個人的な好き嫌いだけで橋下氏にいちゃもんをつけているようにしか見えなかった。「私だって知ってるよ」という周知の事実も知らないなんて(たぶん関西に住んでいる人ならほぼ知っている)、いくら北大だからって、政治学者として橋下氏と討論する姿勢としてどうよ? しかも、この方、大阪市長選の前に『ハシズムを許すな』という本(共著)を出し、選挙中は平松候補の応援に何度も駆けつけていたらしい。民主党のブレーンと言われる有名な先生で、日本政治学会の理事長でもあるらしい。
中味を知らないのでなんともいえないけど、タイトルだけ見ると個人攻撃とも思える橋下批判本を出しておきながら、橋下氏本人との討論では根拠や説得力に欠ける反論しかできず完敗。ゲストの渡辺淳一氏への八つ当たり(?)とも思えるコメントや最後の負け惜しみと言い、人間的にもどうよ?と思わざるを得なかった。
橋下氏には、個人的な恨みとしか思えないような、ものすごいバッシングが起きるのはどうしてなんだろう? 彼が府知事選に立候補したときから、(特に民主党を中心とする勢力の)えげつないバッシングを目の当たりにしてきたが、彼のどこがそれほどまでに彼らの怨嗟(?)をかきたてるのだろう? 橋下氏に過剰反応する人々には、なんらかの共通点があるのだろうか?
彼の思想や政策や手法の是非はともかく、年収をかなり減らし、(家族を含めて)命を危険にさらしてまで、自らぶち上げた構想を実現させるために奔走する人はなかなかいない。彼ほどの根性と覚悟のある政治家が、この国にどれだけいるのだろう? ましてや政治学者なんて・・・。
いろいろ考えてしまったよ。
*昔は白米しか食べないと言っていた息子から、初めて炊き込みご飯を食べたいとリクエストがあった。