何十年ぶりかで参加した二年前の同期会を機に、音信不通となっていた何人かの同級生と連絡をとりあうようになった。当時は学校に「心からなじんでない」と思っていたけど、中高の6年間というのは、人生の中でかなり大きなウェイトを占めていると、今にして思う。私の母をみていても、今でも女学校時代の友達が大きな存在のようだし。
今夜は二年ぶりの同期会に出席した。母のことでもお世話になった同級生も参加するというので私も行くことにしたものの、たまに連絡をとっている他の同級生たちは欠席だ。仲のよかった人をみつけられないかも…と一抹の不安に駆られつつ、でも行ってみるとなんのことはない、クジ引きで決めた座席につくと、いきなりお喋りが始まるから不思議だ。当時はそれほど親しく付き合っていたわけではないのに、共通の思い出があるだけで、こんなに盛り上がれるとは。それに、みんなすばらしいキャリアを積んでいたり、幸せな家庭を築いていたり、ひとりひとりの人生物語を垣間見るだけでも、かなり刺激的だった。
実はきょうの昼間、母を見舞った際、またも母に無視されて、故意でないのはわかっているものの、先日の心ない言葉もあったので、「もう、腹立つ~!!」などと大人気ない態度で立ち去った私。親子ゆえ、母の前では今までどんな感情もさらしてきた私だけど、母の具合が悪くなってからは大人の対応をしてきたつもりだったのに、最後の甘えが出てしまった…と、同期会の最中も心中で反省していた。
途中、トイレに立ったとき、携帯に母の病院から何度も着信履歴があることを発見。(話に夢中でぜんぜん気づいてなかった!!)夜なのに電話してくるなんて…もしや…と、焦って電話したら、私が広島に戻っていることを知らない看護士さんが、母の容態が悪化しつつあることを知らせようと、まずは自宅に電話して、留守電だったので携帯に何度か電話をしてくださっていたのだ。容態の急変ではなかったことにほっとしたものの、きょうはあのあと、少し調子が悪かったようだ。明日、まずは母に謝って仲直りしなければ…と思いながら、一足先に同期会の会場を後にした。
他愛もない話しかしていないのに、共に成長した仲間と時間を過ごしたことで、なぜかとっても気持ちが癒されたように感じるのはなぜだろう? みんなのパワーを感じて、元気になれた気がする!