空の色

昨日、東京の友人から「余震なのかな~、またホンチャンが来る予震じゃないの?って感じだよ~」とメールがきたのだが、本当に余震というには大きすぎる地震が続いている。揺れを感じないここにいても不安になるのだから、本当に揺れているところにいたら、気が休まることがないのでは…と思う。

地震嫌いの私は、前から値段の張る(このエリアの)断層地図を取り寄せたり、地震関連のサイトを時々チェックしたり、雲の形を気にしたりしていたのだが、きょう整体師さんが「最近、空の色がぼやけているのが気になる」と言うではないか。このところ、晴れているのに空があまり青くないというのだ。

それは私も感じていた。広島の空は青かったのに、こっちに戻ると白っぽく霞んでいるなと。ただし、それは気候の違いだろうと思っていた。整体師さんは「黄砂か花粉のせいかしら?」と言うのだが、黄砂なら広島の方が中国に近いし…。

ところで、震災前に録画していたCS番組(民主党政権の一年半を検証)を今になって見てみたら、「民主党政権には実務能力がまったくない」という話を政治学者がしていた。「最初からあまり期待していなかったが、ここまでひどいとは思わなかった」、「いい政策や理念があっても、それを実行するための術を知らない」、「官僚がみんなそっぽを向いている」、「会議ばかりして、何かやった気になり、結局、決断はすべて先送り」、「野党時代に何も学んでこなかったのか」というような、身も蓋もない話ばかり。平常時でこれだったのだから、緊急時に政府がうまく機能するわけはなかったのだろう。

じゃあ、ほかの誰がやっていれば、うまくいったのか。誰がやっても、大差なかったのではないか--と、先日も友人が話していたが、いや、少なくとも、ここまでひどくはなかっただろう…と私は思う。最小不幸社会なんて言いながら、このままだと最大不幸社会にまっしぐら…。私だったら、目標が最小不幸社会なんて、まっぴら御免。目指すなら、最大幸福社会でしょうがっ! そんな後ろ向きな人に東日本、いや日本全体の明るい未来図が描けるとは思えない。テレビで誰かが言ってたけど、お願いだから、復興の邪魔だけはしないでほしい。

ああ、抜けるような青い空を見て、思い切り深呼吸したい!

*高野川の桜
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