こだわり

今朝はカーテンを開けると、雪が舞っていた。しかも屋根から、つらら。

きょうは夫も子供も休み。世間的には三連休という人が多いのだろうが、うちの夫は職業柄、日曜・祝日は基本的に休みではない。休んでも支障がない日に休むので不定休。ただ、今の部署になってからは、子供の休日に極力あわせて休んでもらっている。といっても週休一日だから、雑用や買い物や子供の相手であっという間に過ぎてしまう。

だけど、きょうは雪も降ってることだし、たまにはのんびりしようと三人で久々に朝寝坊。一日家でなにもしないで過ごす休日!なによりも、風邪気味の夫にゆっくりしてもらおう…と思ったのだが、結局、犬の散歩も雪かきもまかせてしまった。しかも、近所のおばちゃんからにしんの麹漬けや漬物までもらってきてくれた。(その前日には大量の辛子明太子ももらってきてくれた。)お陰で、きょうは殆ど夕飯も作らなくていい! ラッキー!

こういうとき、食べるものに決して文句を言わない夫はありがたい。子供も、白いご飯さえあれば、文句を言わない。私も食意地は張っているが、あんまりこだわりはないかも知れない。

窓外

何日か前に久々に電話で話した友人が、私のこだわりのなさに驚
いたエピソードを話してくれた。私にはまったく記憶がないのだ
が、その昔、私が彼女に「あ、靴を買わないといけない。つきあってくれる?」と言うと、たまたまそこら辺にあった靴屋に入り、足さえ入ればいいという感じで、適当に、まるでネギでも買うかのようにあっという間に買い物を終えたのだという。彼女なら、雑誌などで流行りの靴などをチェックして、自分の気に入る靴がみつかるまでいろんな店を探し回るらしい。

そういえば、昔、彼女から「厚子ちゃん、どうしてそんなに見栄
がないの?」と訊かれて、ビックリしたことは覚えている。いや、私なりに見栄はいろいろあるんだけど…それがズレてるのかな?

私にとって、靴は履ければいいだけで、それ以上にあんまり意味
がない。なるべくすてきなデザインがいいけど、そこにこだわっ
て探し回る時間があったら、もっとほかのことをしたい、と思う。要はずぼらで、ファッションに興味がないということか。
ちょっと女としては反省。

電話の友人は、いい意味でのこだわりがあって、面白いモノやヒ
トを探しだし、そこにすてきな物語を見出して、あったか~い雑
誌を作っている。才能のある人は違う、と思う。

いずれにせよ、どこにこだわって、どこにこだわらないかに、そ
の人の価値観が現れる。なるべく、お金やモノに関わることには
時間やエネルギーを費やしたくない、というのが私のポリシー?
だが、結婚相手にはこだわったぞ~。(だから、こんなに遅くな
った!)逆に夫の方はこだわりがないからこそ、私と一緒になっ
たのかも。ありがたや~。

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