選挙カー

この前の日曜の市民体育大会では、衆院選の立候補者のひとりが挨拶に
訪れ、テントの中の私たちひとりひとりに握手をしていった。市内の全
地区からの参加者が一堂に会した体育大会の場は、確かに効率のよい宣
伝場所だったに違いない。選挙法に違反するのか、場所柄を考えてなの
か、たすきはかけていなかったが。しかも、その前日にテレビで見た効
果的な握手法と比べ、その人の握手はいまいちだった。

そして、きょうの午後。スクールバスから子供が下りたと思ったら、後
ろから選挙カーがきて、体育大会のときの候補者が手を振っている。子
供も無邪気に手を振り返した。こんな過疎地にまで繰り出して…まさに
ドブ板選挙。この人以外の候補者は、まだ生で見たことがないのに。

そろそろ夕飯という時刻に、ゆうパックの配達がきた。顔なじみのお兄
さんと、いつものように雑談。コンビニも銀行もないこの地区の郵便局
は本当にこれからも存続するのだろうか。

当然のことながら、そんなことを、ここまで説明しに来る候補者はいな
い。配達の若いお兄さんは、「いざとなったら、田んぼをやります」と
言う。それが一番まっとうな道かも知れない。

*夕方の京都で、このあと夕立にあいました。

demachi

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