いただきます。

今朝、スクールバス乗り場に向かう途中、息子が「イノシシを見せてあげ
る」と、近所の猟師のおっちゃんの小屋の裏に連れて行ってくれた。
おお~っ、3匹もつるされている! しかも、雪の上には骨だけとなったイ
ノシシの残骸も! 

頭上のイノシシを仰ぎ見て、思わず「ありがとうございます」と言いたく
なった。この地区には、私たちと同じように街から引っ越してきた若いフ
ァミリーが何軒かあり、その中には徹底したエコロジー&オーガニック生
活を貫く一家がある。よくがんばっているなぁと怠け者の私は感心するば
かりだが、極端な菜食・オーガニック主義に実はちょっと疑問を感じてい
る。牛乳は牛のための乳だから、人間が飲むべきではないとか、動物の肉
は食べるべきではないとか。

肉が好きじゃないとか、体に合わないとか、宗教上の理由があるならわか
るのだけど、「動物を殺して食べてはいけない」と言われると、首をかし
げてしまう。動物の命はとってはいけないが、植物の命はとってもいいの
か?

人間も地球上の生き物である限り、同じく地球上の生き物の命のエネルギ
ーをもらって生きていくしかない。ここの山の中を走り回り、命を育んで
きたイノシシを食べさせてもらうということは、ここの山の恵みをいただ
くことに他ならない。

いただけるものは、なるべくこだわりなくいただきたいと思う。(実際、
イノシシはおいしいのだ!)

いのしし

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