ケミストリー

偶然の再会の話や不思議なつながりの話はまだいろいろあるのだが、
それはまた後の機会にとっておこう。

きょうは息子と、保育園の同級生の女の子を車に乗せて、街にでか
けた。帰りは最近、街に引っ越した息子の男友達も乗せて、田舎に
暮らす彼のおばあちゃんの家に送り届けた。

5歳といえども、男女ふたりが並んで座って、ああだこうだと話して
いると、まるでいっぱしのカップルだ。なのに、男同士が集まると、
途端に奇声をあげて、激しい戦いごっこが始まる。状況に応じて変わ
る息子のいろいろな顔を観察できて、非常に面白かった。

人間が集まると、不思議な化学反応のような作用が起きて、互いの
いろんな面を引き出していく。バンドのインタビューを読むと、よく
「バンド内のケミストリーで、この曲が生まれた」というセリフをみ
かけるが、確かに自分を活かしてくれるのも周りの人たちなのだ。

同級生の女の子を送っていったら、そこのお母さんに言われた。うち
の息子と遊んだあと、娘さんは普段はみせない開放的な表情で帰って
くると。それって、息子のせいというよりも、息子もその子も母親か
ら解放されて、のびのびしてたってことかも知れないけれど。

hyakuman

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