昨日の夕方も、今朝も川の下の野良犬にドッグフードを落としたのだが、
午後になると犬の姿はなくなっていた。と思ったら、外で遊んでいた息子
たちが犬と一緒にいるではないか。どうやら自力で脱出したらしい。
息子は「ちる」と名前をつけて、嬉しそうに遊んでいる。あまりにガリガ
リに痩せているし、足の怪我だけでなく、顔のあたりも少し毛が抜けてい
る。これはうちで飼うしかないだろうか…と思ったのだが、どうやら「ちる」
は人間に飼われたことのない野犬のようだ。
近所のおじいちゃんが、古い首輪をつけたときも、ギャンギャン鳴いていたと
いう。私も首輪にリードをつけたものの、リードをちょっと引こうとする
だけでギャンギャン鳴いて、頑として動こうとしない。仕方なくリードを外し、
放しているが、この辺りは猟犬もいる。
いや、もともと野生の犬なのだから、この生活が当たり前なのだ。新しい
友達の登場に喜んでいた息子だが、「ちる」がどういう生活を選ぶのか、
見守るしかないのかも知れない。
*雪がとけると、もう水仙が!