震災直後、東京のお店から米が消えたと騒ぎになっていたが、この辺りは農家が多いので、知り合いの農家から30キロ単位でお米(玄米)を譲り受ける人がけっこういる。我が家もそう。あちこちにコイン精米機があるので、自分で精米しに行けばよい。(うちの息子は白米好きなのだ。)
けれど、その日の気分で、たまには5分づきの玄米でも食べてみたい。それで精米機の購入をずっと考えていたのだが、ちょうど次の30キロの玄米を開けるときがきたので、これを機に思い切ってネットで注文。で、それが届くまでの二日あまり、玄米を食べたのだが、あんなに白米!と言っていた息子が、「噛めば噛むほど甘い、白米より甘い!」と喜んだ。そして私も、玄米を食べると、なぜか食欲がわいてきて、ここ数日はご飯&おかずの量が増えている。これって、やっぱり健康的なことなのかしらん?
ところで昨晩は、東日本大震災の復興支援のためのサッカーの慈善試合を見て、感動してしまった。政治家にはない、選手たちのメッセージの発信力! 言葉に行動が伴っているからだ。
きょうの関西テレビ『アンカー』でも、福島第一原発の事故について驚く話があった。青山繁晴氏によれば、たまり水だけではなく、3号機とタービン建屋の間に自衛隊などが集めたガレキからも3月25日午前に1シーベルト検出されているのに、このことを保安院は隠しているという。また、アメリカもフランスも、日本政府に不信感を持っており、アメリカのNRC
(原子力規制委員会)は初期段階から、首相官邸&保安院と話すことをやめ、警察庁とやりとりしているそうだ。そして、内閣府の原子力委員会原子力防護専門部会の専門委員である青山氏に、原発事故の情報はまったく入ってこないという。
同じくきょうのゲスト、安斎育郎立命館大学特命教授は、現時点で放射線の身体的影響は苦にするようなレベルではないと明言した上で、心理的影響と社会的影響の大きさを懸念しておられた。また、福島の避難所に行って、放射線のサーベイランスをした大阪の放射線科医師は、除染が必要な住民は皆無であったが、住民が政府に対して疑心暗鬼になっているので、話を信じてもらうのに苦労したとのこと。放射線を恐れる避難民への心のケアの重要性を訴えられた。
それもこれも、安斎教授の指摘の通り、「隠すな、嘘をつくな、過小評価に陥るな」の三原則を政府が厳しく守っていないから。過剰な不安を抱かず、今は復興に向けて集中すべきという教授の言葉に深く頷きつつ、それでも政府の対応に不安を抱いてしまう私です。
*息子が自分のために買ってきたレッサーパンダのぬいぐるみ。毎晩、一緒に寝ているらしい。
厚子さん、お久しぶりです。
東日本大震災、原発の不安、胸が詰まってしまう日々ですね。
神奈川県に住む私も計画停電によって、電車が動かず仕事に行くにも不便があったり、お米が買えなくて実家におくってもらったり(今は買えます)、夜の停電は真っ暗の中、することもないまま寒さに耐えるため湯たんぽをかかえていたこともありました。
しかし現地で日常生活が送れず、これからの先行きを不安に思ながら避難所生活している方々のことを思うと首都圏に生活している私たちの不便さは小さなことであり、今の自分たちが暮らしていけることをありがたいと思わざるをえません。
一日も早い復興を願い、今自分にできることはなにか、小さなことを実践する日々です。
ぬいぐるみといえば…ウチの次男は春から高校生ですが、未だにスヌーピーのぬいぐるみと毎晩寝ています(*^_^*)
お久しぶりです!
震災以降、東日本以東の生活は一変してしまったんですね。同じ国でありながら、ここはいたって普通の生活で、不思議な感覚です。けれど、被災地のことが頭から離れず、ずっと心が痛く、何を見ても、目がうるうるしてきます。いま生きていることに、本当に感謝だわ。
辛いこともすべて、日本中のみんなで分かち合っていかないとね。
ぬいぐるみと寝る男子って、珍しくないのかな。男子は、甘えん坊なんですね!