選挙前(民主党議員の態度はどうよ)

昨日の午後、珍しく拡声器の音がした。道路から奥まっているうちの中では、何を喋っているのかわからなかったのだが、あとで外に出てみると共産党の演説テープ。車の中の年配の女性たちが、笑顔で挨拶してくれた。

私がこの過疎集落に越してきた頃は、定期的に共産党の車がきて、演説をやっていた。誰もいないと可愛そうと思うのか、近所のおばちゃん数人が畑仕事などの手を止めて、ひなたぼっこをするように広場に座って聞いてあげていた。そのおばちゃんたちも次々と病気になって、この集落を去り、共産党の車も滅多に来なくなった。共産党の活動メンバーも、高齢化しているのだろうが、今回は選挙前ということで、回っているのだろう。

こういう田舎では、もちろん自民党が幅を利かせていたので、自民党の議員さんは老いも若きも、こんな過疎地のイベントでも足を運ぶ。票数を考えても、あまり得になりそうもない場所なのに、毎回顔を出し、困ったことがあると声をかけると、ちゃんと聞いてくれた。

社民党系の議員さんも、それは同じ。自らの正義感で、得にもならないことで動いてくれる。私などは、「国政では社民党の言ってること、大反対ですから」と断った上で、地元の議員さんにお話を聞いてもらっていた。

不思議なのは民主党。野党時代も、与党になってからも、この疎地は無視されている。ポスターだけは貼ってあるけど、「民主党の議員が話を聞いてくれた」なんてこと聞いたことない。数年前に地元で問題が起きたとき、私も複数の党派の議員さんに声をかけたが、民主党にはスルーされた。

民主党が劣勢といわれる選挙の前にだけ、民主党の国会議員が当地のイベントに顔を出したことがあるが、えらそーに歩いて行くだけで、地元の一般民とは一切言葉を交わさなかった。(秘書か誰だか知らないが、「○○先生です」と言いながら先導していた。)地元の重鎮にだけ会っておけばいいって感覚だったのか? 労組が支持母体の議員は、一般の庶民なんて関係ないのだと実感した。

でもって今、左翼(いや、極左?)のプロ市民が総理大臣になってしまった。昭和天皇は退位するべきだったと発言し、国旗国歌法に反対した議員が、天皇陛下の認証を受けて総理大臣となった。北朝鮮の元工作員で拉致実行犯の辛光洙の釈放嘆願書に署名した過去をもつ総理大臣に、辛光洙に拉致されたと言われる横田めぐみさんのご両親が面会に行き、頭を下げた。その映像を見て、涙が出てきた。

しかも、今年の1月だったか、参院予算委員会で、当時、財務大臣だった菅さんと自民党の林芳正議員との質疑のやりとりで暴露された経済知識のなさ。無知なだけならまだしも、その無知を隠そうとする強弁ぶりに、リアルタイムでテレビ中継を見ていた私は失望した。林議員は、「これ以上、続けてマーケット関係者が暗い気持ちになってもいけないので…」と温情をかけて(?)、それ以上、追及しなかったのだけど。

その菅さんが総理になって支持率がV字回復なんて信じられん! そんなに日本人って、騙されやすいのか? つまらない仕事を延々としながら、CS番組を見ていたら、経済の専門家も菅さんの経済政策になんの具体案も示されていないと、大きな不安を漏らしていた。

私も仕事をしながら、不安でたまらない…。この国はどうなるの???

*友人が先日のひょうの様子を見たかったと言うので写メールした。天気も政治も異常事態だわ!
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