春眠暁を覚えず

どころか、きょうの私はお昼前も昼下がりも、寝てしまった。
その間、子供は昼寝もせず、いい子に遊んでいたようだが、
どうしてこんなに眠いのか、自分でも不思議。

春休みで、ずっと私といることに飽きたのか、子供は夫が帰っ
てくると、いつもにも増して大喜び。ふたりでゲームに必要な
なにかを買いに行くというので、その間、私は家電屋の一番高
いマッサージ器で時間をつぶした。

そして、本屋で「住む。」という雑誌を購入。うちの設計をし
てもらった森田さんの作品(京町家のリフォーム)と、奥さん
の久美さんの料理エッセイが載っている。

これを読んでいる間も、夫と子供は仲良くゲームの解説本を読
んでいる。男同士の世界…だなあ。ふたりの会話の内容、私に
はじぇんじぇんわかりましぇん。あ~あ、とまたあくび。

saiz

感謝の気持ち

きょうから四月。

犬の散歩にでかけると、近所のおばあちゃんがいつもの場所で
草むしりをしている。おばあちゃんは、冬の寒いときや雨の日
を除いて、たいてい毎日二回、ここでお祈りをしている。そし
て、お祈りがすむと、辺りの草むしりをして、天気がよければ
少し日向ぼっこをして、乳母車を押して帰っていく。

乳母車には、草むしり道具一式と、なぜかクマのぬいぐるみが
入っていて、愛らしい。

きょうは珍しく、おばあちゃんは若い頃の苦労話を少し話して
くれた。そして、「こんなに長く、ここに置いてもらえて、あ
りがたい思うてます。今はなんにもできることがないので、こ
うやって草なりと取っておこうかと…」と、楽しそうに草むし
り。

しばし自分を省みる。おばあちゃんに頭が下がる。感謝の気持
ち、忘れないようにしないと。

家に帰ったら、玄関先に榊がおいてあった。裏のおばちゃんが
山から採ってきたに違いない。ここの人たちは、信心深い。
またまた感謝。

tukusi

こどもの楽園

きょうは、うちの子とその友達とで一日遊んだ。
朝は隣町の山の上の公園、午後は京都のこどもの楽園と、
ずっと戸外で過ごした。

4歳と5歳の男の子の、わけがわからないけど、なんとも
楽しそうな会話。ケンカしてるのかと思ったら、そうで
もなく、実は楽しそうだったりする。女の私には理解不
能の世界を観察して、楽しませてもらった。

普段は大勢の子供にまみれることのないうちの子も、友
達も、不特定多数の初対面の子供たちの中で、なんとか
遊んでいる。こうやってもまれて、大きくなっていくん
だなあ…。

遠くで見守ることしかできないけれど、自然とも人とも
上手につきあっていける子になってほしい。

楽園

結婚への道

春休み第一日目はおとなしく過ごした。
子供と一緒に犬の散歩に出かけたら、水仙がふくらんでいた。
気がついたら、ネギもどんどん伸びている。
春だなあ。

この間、年下の友人が悩んでいた。「つきあっている彼と今年
中に結婚を決められないかなあ」と。みんな、どうやって結婚
を決めるのか…私たちの例はあんまり参考にならないので、よ
いアドバイスができない。

と思ったら、つい先日、結婚したばかりの友人(男)から電話
があったので、男はどこで結婚を決めるのか訊いてみた。
「それはもう、女性の手腕しだいです」と彼は答えた。「僕に
とって、結婚というのは宇宙旅行に行けというくらい、とっぴ
もないこと、現実としては考えられないことだったので、気が
ついたら、結婚する手はずが整えられていた…という風に彼女
がもっていってくれたからじゃないですか。」

この言葉を友人に伝えたら、「え~、私にとっても結婚って宇
宙旅行みたいな未知の世界ですぅ」とのこと。ただし、女性の
場合は「未知の世界だからこそ、知りたい」という積極的な好
奇心に駆られるのですね。
影ながら健闘を祈っています。

ちなみに私たちの場合は、私たちを引き合わせてくれた友人が、
私たちの気持ちを察知して、今後のことをはっきりさせなさい
とふたりに迫ってくれたので、結婚に至りました。彼女の言葉
がなければ、ふたりとも「結婚」という言葉すら思いつかなか
ったかも。恩人です。

水仙、早く咲かないかなあ。

suise

こりをほぐす

明日から子供が春休みなので、きょうがラストチャンス!
と焦って整体に行った。
こりすぎて痛みも感じなくなっているコチコチの肩や腰
をほぐしてもらい、あまりに気持ちよくてウトウト。
このまましばらく昼寝できたら、どんなにしあわせだろう。

夕方からは、夫の同僚・後輩たちとの飲み会に私と子供も参
加した。場所は焼肉屋で、家族連れがもう一組。あとは全員
独身。こんな機会は滅多にないけれど、若い人の集まりなの
で緊張せずにすんだ。

ところで、整体に行くたびに、痛みとは相対的なものなのだ
と感じる。右肩が痛い、と思って、右肩をもみほぐしてもら
って楽になると、それまで気にならなかった左肩が痛くなる。
大きな痛みが取り除かれると、小さな痛みに気づく。逆に、
痛いところがあっても、それに増す痛みが生まれると気にな
らなくなる。そして、痛みがひどくなりすぎると、痛みの感
覚すらなくなる。

これって、体だけじゃなく、心にも当てはまる気がする。
心ももみほぐさなくちゃね。

*整体院からの景色。まだ山の上には雪!

wanin

コーヒー

年のせいか、土曜の睡眠不足がまだたたっている。
体重も確かに減っていたが、それよりもこのだるさ。
なんとかしてくれ。しかも外は雨。

そんなとき、友人から電話。彼女と話すと、なぜか
いつもすっきりする。今回も、自分の中でもやもや
していたものを、彼女がクリアにしてくれた。ちょ
っとした人付き合いの問題も、これで解決。気分も
すっきり、パワーを取り戻した感じ。

とはいえ、夕飯が終わると、もうなにもする気がお
きない。でも食後のコーヒーを飲みたい…。
そんな私のために(つーか、自分も好きだから)、
夫がコーヒーを入れてくれた。

平日は朝と夕飯後の二回、私たちは必ずコーヒーを
飲む。ふたりとも、ミルクを多めに。私が作ること
が多いが、実は夫の入れるコーヒーの方が美味い!

きょうも、それを実感しながらコーヒーをすすった。
夫が泡立てたミルクは、真っ白でほんとうにクリー
ミー。泡が立ったまま、変わらない。
これでまた、私は夫を尊敬してしまうのだ! 

*親友からプレゼントされたマグカップを、日に何度
も愛用してます。使いやすくて、飲みやすい!

コーヒ

春がきた!(サルもきた!)

昨日とはうってかわって、暖かい日曜の朝。
暖房がいらないなんて!

実は泊まりにきてくれた友人と今朝四時まで喋って
いたのだが、気持ちのよい天気に気分は爽快。

みんなでゆっくり朝食をとり、私たちはお喋りの続き。
休みをとった夫は、近くの山へ間伐材を取りに行き、
その後、薪割りに勤しんでいた。

午後、友人を見送り、買い物をして帰ったら、そのまま
ダウン。久々の睡眠不足で、眠いだけじゃなく、頭は痛
いし、おなかも気持ち悪い。
なんと、珍しく夕飯を食べずに寝てしまった。自分でも
ビックリ。体重計に乗るのが楽しみだ。

*きょうはサルがたくさん出てきた!

saruni

ギア様

今朝は、また雪景色。

昼前に埼玉から友人が遊びに来てくれた。数年ぶりの再会だ。
子供もすっかり喜び、一緒にお昼を食べて、三人で夫の勤務
するお寺に行った。午後からは空もすっかり晴れた。

観光客が殆ど来ない、私の一番好きな穴場スポットで私たち
が遭遇したのは…なんと、リチャード・ギア!
一瞬だけど、超大接近! が、もちろん気がついても声をか
けられる雰囲気ではない。だって、そこにいたのはハリウッ
ドスターではなく、敬虔な一仏教徒のギア様なのだ。

この幸運に喜びながら、夕方は隣町の山の上の温泉でゆっく
りお湯につかって、お喋りをした。家に帰ると、友人をもて
なすため、夫が久々に薪ストーブを焚いてくれた。夜更けま
でお喋りを楽しむ私たちをみつめているのは、壁にかかった
不動明王の掛け軸だった。

ギア様

別れの季節

今朝、四時すぎに犬の鳴き声で目が覚めた。
雪が降ると嬉しいのか、小屋の外に出て吠えるのだ。

一面の雪景色の中、保育園の卒園式に参加した。
卒園児はわずかふたり。在園児&保護者全員も一緒
に送る会と称して、ランチ&ケーキのパーティ。

雪が降り続く外の景色とは裏腹に、心も体もあたた
まる保育園の中。この一年間の子供の成長に改めて
驚きながら、この子を育んでくれる小さいながらも
あたたかいコミュニティに感謝した。

散会時には、雪もやみ、青空も少し見えてきた。

卒園式

リラックス

きょうは月一度の美容院の日。
昔は面倒くさいとしか思っていなかったのに、最近は
しばしのリラックス・タイムとなっている。

前に住んでいた家の近くの美容院まで、快適ドライブ。
自分の好きな本を毎回、持参する。お店の人と雑談は
しない。読書しながら、うとうとするのも気持ちいい。

なぜこのお店に通うかというと、シャンプーがとても
ていねいだから。時間にして、たっぷり20分くらいか。
本当に上手な人に当たると、あまりの気持ちよさにい
つのまにか眠っている。

お店の人も、私のパターンをわかってくれているのか、
必要以外のことは質問しない。なにも煩わされること
のない憩いのひととき。

が、実はただひとつ、私を悩ませるものが…。それは
鏡に映る自分の姿。あ~ん、ぶさいく。
これは憩いのひとときではなく、現実を直視する修行
の時間かも!?

*写真だけ25日に撮影。

kii