今森光彦『オーレリアンの庭』のシンクロニシティ

いつもは5時半起きだけど、きょうはお休みなので朝寝坊した。朝食の用意をしてテレビをつけたら、NHK今森光彦氏の『オーレリアンの庭』という番組が始まり、その心癒される映像に魅せられ、ずっと見入ってしまった。

今森光彦氏は、琵琶湖を臨む里山にアトリエを構える写真家として有名だ。そのアトリエは、たぶん私の大好きなドライブコースのあの辺りにあるんだろうな~と前から思っていたのだが、この番組ではそのアトリエを囲むお庭の四季をあますことなく見せてくれた。『オーレリアン』とは『蝶を愛する人』という意味だとか。今森氏は大好きな(やその他のいきもの)が集まるよう、庭にいろんな工夫を施している。番組の中では特に黒いアゲハチョウが舞っているシーンが印象的だった。

今森氏があちこちに手を入れて作った里山の環境…自然の色彩があまりに美しくて、心が癒されたのだが、その後、ふと外を見たら、我が家の庭にも黒いアゲハチョウが舞っているではないか!! 今年、黒アゲハを見るのは初めてだったので、思わず外に出て写真を撮っていたら、もう一羽、黒アゲハが飛んできた。それから白い蝶も! なんだか嬉しいシンクロニシティ!!

草ぼうぼうになってしまった我が家の庭も、自然のままだからこそ(!?)いろんな生き物が来てくれるのか!? 私も心癒すお庭を作りたいものだわ。

古民家の活用法

先日、久しぶりに、かつて暮らした山奥の過疎地に行ってきた。
アスファルト道路に雪はなかったけれど、集落の中に入るとこの通り。
私たちが暮らしていた家をこれからどう活用すべきか。
とりあえず春までは、このままかな。

国際宇宙ステーション

中学3年生に進級となった始業式の途中で腹痛を訴え、早退して病院に行ったら、急性虫垂炎ということで即入院・手術となった息子。あんなに病院(注射)嫌いの息子が、自分から病院に行くと言ったのだから、よっぽどの痛みだったのだろうが、術後はあっという間に快復。若いって、いいなぁ。

きょうは夕方、術後の検査に行き、もう何も心配はありませんとお墨付きをもらったら、珍しいことに息子が「タイ料理を食べに行こう」と言う。和食大好きで、辛いものは苦手なくせに、いったいどうしたということか。ま、私にタイ料理に付き合わされると、辛くない「おかゆ」を頼むのが常なのだが、今夜はなんと自らトムヤムクンを頼もうと言い出した。なんだか、成長しているなぁ。

家の前でふと夜空を見上げると、星がけっこうよく見える。昨年末に今までで一番、街中に引っ越したのだが、実は近くに神社などの広い緑地があるために、夜空がきれいに見えるのだ。思わず星空に見とれていたら、飛行機の赤いランプの横で動いている星のようなものを発見。かなりスピードが速い。そして、しばらくすると消えていった。あれ、もしかして国際宇宙ステーション? 息子と時刻を確認して、帰宅後、調べてみたら、本当にそうだった。

山の集落に住んでいた頃、小学校の屋上での天文教室で偶然、ソユーズとドッキング直前の国際宇宙ステーションを目撃したことがあるが、今回はあのときよりもはっきり見えた気がする。息子とふたり、なんだかとってもラッキーな気分になった。

*きょうは比叡山延暦寺で上宮太子講式という法要を見てきました。天気に恵まれ、これまたラッキーな気分!
taishiko

あとさき考えず・・・

DSC04181 昨晩、突然、山の集落の友人から電話がかかった。メールではなく、いきなり夜に電話とは、何か急な用事だろう。しかも彼女の第一声が、「厚子さ~ん、助けて~」。いったい何事かと思ったら、税金の話だった。

2、3年前だったか、彼女のご主人が独立して、給料制ではなくなったため、これからは確定申告になるのだと聞いたことがあった。都会育ちで、若いのに苦労を重ねてきた彼女は、ある日、突然、山奥の集落に嫁ぎ、たくさんの子供をもうけ、パート仕事を経て、ある資格をとり、つい最近、自らも自営業者として働き始めたところだ。

話を聞くと、今年の確定申告をもとに、市民税の請求書が送られてきたのだが、とても支払える額ではないという。「厚子さん、どうすればいい?」と訊かれ、「いや、私に訊かれても困ります」とも言えず、「確定申告で、いくらかの所得があったと届け出たのよね?」と訊き返した。「そう、今年は去年と違って、所得があったの~!」「所得に応じて、税金の額が決まるのは知ってるよね? 所得が多ければ、それだけ税金もたくさん請求されるよ。税金だけじゃなく、国民健康保険料や、保育料も、所得をもとに決まるのよ」「ええ~、うっそ~!」

請求された税金を期限までに納めないと、滞納税が発生して、下手したら差し押さえなんてことになるから、まずは市役所に相談したらどうかと、とりあえずアドバイスした。専門家に聞くのが一番だと。ついでに、無料税務相談の情報も調べて、あとから知らせておいた。

そういえば彼女、2009年の総選挙のとき、子ども手当てに惹かれて民主党に投票すると言うので、「そういう目先のことに、騙されちゃダメよ」とアドバイスしたけれど、やはり民主党に入れたそうだ。そしてその後、「控除が減らされたから、子ども手当てが増えても、トータルでだいぶ損してる」と嘆いていた。あとさき考えず・・・は損をするのだ。でも、何事にも一生懸命な彼女を、影ながら応援しています。

山のお茶会(その2)

DSC04171 この間から、近所のママ友と、「そのうち山の家でお茶しよう」と話していた。そこでスケジュールが合ったので、きょう朝からふたりで出かけた。途中のコンビニで昼食を買って、あとは延々とお喋りに集中。

大きな声で立ち話できないようなことや、今までゆっくり話すチャンスがなかったことなど、お互いに喋りまくった! ぶっちゃけ話が心おきなくできて、ああ、すっきり。

毎度のことながら、街から車でわずか30分の場所なのに、あまりの別世界にみんな驚くようだ。ちょっぴり尊敬を込めた(いや、正確には呆れてる?)、「ここで生活していたの~?」という反応に、改めて我が家の歩みを振り返ってしまった。

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草刈り

夫は昨日は広島で、きょうは山の家の草刈り。浄化槽の管理費の支払いなどの用事もあって帰ってきたのだが、大雪で壊れたままのお風呂の煙突の修理や、屋根の塗り替えなど、いろいろと家のメンテナンスが必要だ。ふぅ。

帰り道には棚田のそばのトマトの直売所に立ち寄った。日本の田んぼの景色は心がなごむ。

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連休前半終了

DSC04084 昨日運びきれなかった資源ゴミを、きょうも山の集落まで取りに行った。近所のおっちゃんやおばちゃんと喋って、最近の様子を聞き、さらに我が家の屋根の塗装をお願いした。(茅葺にかぶせたトタン屋根を塗り直すのだ。)

できれば梅雨になる前に、町のママ友たちとここに来てお茶でもしようと企画しているのだが、肝心の応接間がまだきれいに片付いてない! いい季節になったことだし、ちょくちょくこの家にも戻ってあげなきゃ・・・と思っている。隅から隅まできれいになったら、Airbnbに登録しようかな。

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芸能人の別荘

きょうは始業式。息子は大量の荷物を抱えて、学校に向かった。私もその直後、近所のママ友と一緒に住民運動のための雑用に出かけた。ママ友の車に乗せてもらっていたのだが、用事のあとは、一緒にスーパーでお買い物。帰り道にママ友は、「知ってる? ○○(芸能人の名前)の別荘がこの近くに出来たんですよ」と、いつもとは反対方向に車を進めた。そこには完成したばかりの大きな家が! 

けっこう詳しく教えてくれるので、どこからの情報だろうと思いきや、いつも彼女が立ち話している奥さんが出所らしい。へぇ~と感心して家に帰った。

午後は別のママ友に誘われて、散歩がてら住民運動関連の現場まで偵察に行った。いろいろ関係ないお喋りもして、ちょっと気晴らしもできた。きょう会ったふたりとも、私が最強主婦と認める逸材なのだ。こういうお友達ができて、心強い!

*昔はあの山の向こうに住んでいたのだけど。
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ホワイトクリスマス

DSC03678きょうは家族全員、予定のない祝日。いや、違う。私には山の美容室の予約があった。そこで久しぶりに3人で山の家に行くことにした。山のふもとからうっすら雪が積もっていたのだが、峠のトンネルを出ると完全に雪景色。しかも、祝日のせいなのか、除雪車が通った気配もなく、国道がガリガリになっていた。(夫が運転手でよかった~!)

私が美容室から戻ると、夫が家までの道の雪かきをして、薪ストーブも焚いて待ってくれていた。ありがたや~。遅めのお昼ご飯は、カップ麺。食後はインスタントのチャイ。まさに山小屋に来た気分だ。山の集落も無事に地デジとなり、うちの古いテレビは映らなくなったので、夫と息子はストーブの前で将棋に興じる。夫は古いCDを発見し、大音量で再生。山の中だから、平気なのだ。

この間まで、ここで毎日暮らしていたのになぁ。この家は大好きなので、このところずっと寂しい思いをさせて申し訳ない気持ちになる。今度、大々的に掃除に来ないとね・・・と夫と話し合う。

しかし、その間もずっと雪は降り止まない。最初は泊まろうかと話していたけど、この様子では明朝、車を掘り起こして帰るまでが大変だろう。暗くなる前に、全員がこの家に置いていた長靴をはいて雪道を歩き、山の家をあとにした。

ここは、ホワイトクリスマスとなりそうだ。

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過疎地の文化祭

文化の日。
今年も山の集落の文化祭で、息子の合唱団がミニコンサートを開いた。山の集落のみんなと再会し、久しぶりにママ友たちとお喋りできた。隣町から参加したハンドベルのグループの中には、かつての山の学校の保健室の先生がいらして、これまた驚きの懐かしい再会だった。息子を見て先生は、「まあ、○○ちゃん! 大きくなって。もう中学生?」と名前を呼んでくださった。「いえ、5年生です」と答えると、またびっくりされていた。

山の集落では保・小・中が一箇所にあった。私が保育園に息子を迎えに行くと、保健室の先生が玄関前のベンチに座って息子に絵本を読んでくださっていることがたびたびあった。小学校に入ってからも、息子は保健の先生のお話をよく聞いて、歯磨きや手洗いもきちんとやっていた。息子が健康に育っているのも、息子がなついていた保健の先生の教えのお陰かも知れない。その後、先生は定年となり学校を去って行かれたのだが、きょう何年かぶりに再会した先生は、とっても若々しく、健康そうだった。

コンサートのあとは、ママ友とお茶会に参加したり、作品展を見て、地元産品を買ったりして、大急ぎでお昼すぎに帰宅。きょう中に、また住民運動のチラシを配るためだ。昨日の友人が「手伝ってあげるよ」と言ってくれたため、今回はだいぶ楽だったけど、それでも気が付くと辺りは暗くなっていた。ああ、山の集落とは別世界だわ。

*久々に山の家に戻ったら、辺りはすっかり秋の景色だった。
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