母の香炉

昨日は「絶望」などと書いてしまって、大げさだったろうか。でも今は民主党だけじゃなく、とにかく日本の政治に失望を通り越して絶望・・・。本当にこの国のことを考える政治家がいたとしても、潰されるのがオチなのか。

そんな絶望も失望もすべて包み込んで昇華してくれそうな霊山(?)に、夫がきょう出かけてきた。しかも霊山の中でもっとも聖なるスポットに行って来たらしい。そして私がお願いしていたものも、買ってきてくれた。

先日、この山を訪れた際、亡母が使っていたのにそっくりな香炉を売店でみつけたのだ。実は母が亡くなったあと、母がかわいがっていた従姉から、「おばちゃんが使っていた香炉、もしよかったら形見に分けてもらえない?」と頼まれたのだ。「もちろん」と即答したものの、香炉の土台はあるのに、上の部分がみつからない。何年もかけて、私が大々的に実家の不用品処理をしたために、紛失したのかも。さすがにまだ使える陶器の香炉を捨てた記憶はないので、もしかしたら壊れてしまって、捨ててたのか・・・!? 

その後、従姉には、「みつからないのよ~」と伝えたものの、なんだか申し訳なくて、ずっと気になっていた。ただ、売店でみつけたものが本当に母の香炉と同じものか自信がなくて、写真を撮って広島の友人に送ったら、同じものだと確認できた。(彼女も、母と同じものを持っているのだ。)

母の使っていた香炉でないと形見にならないので、土台は母のものと入れ替えて、従姉に渡そうと思う。母の香炉に、聖なるお山で再会できたことをありがたく思う。

この山は、鎮護国家の霊場。日本をしっかり守ってくれい~!

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