毎日の声の便り

こっそり渡した携帯電話でほぼ毎日電話をして
いた母だったが、冬休み中は私たちが毎日顔を
見に行っていたので、その習慣が止まってしま
った。

やっと同室の方が変わって状況も改善して気が
抜けたのか、私たちがこちらに戻ってからは携
帯も鳴らなくなっていたのが、ようやく昨日か
ら復活。

母の様子を見に行ってくれる友人から聞いては
いたのだが、最近は体が衰える一方で、寒さも
堪え、布団にくるまり昼間から寝ている時間が
増えたらしい。友人が病院に行ったときに、母
に電話をかけさせてくれたようだ。

とはいえ、声は前よりしっかりしているし、新
しく同室となった方もよい方なので、すっかり
落ち着いている感じ。心安らかなのが一番。

切ないけど、ほっとした。

*夕暮れ時の高野川
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