国語力

今朝起きると、雪が15センチくらい(?)積もっていた。この街に引っ越して以来、最大の積雪かも。とはいえ、山の集落にいた頃に比べたら、かわいいもんだ。雪かきしなくても、すぐに解けてくれそう。

実際、息子はいつものスニーカーのまま、合唱団の練習へと出かけて行った。ただし、電車は行きも帰りもダイヤが乱れていたようだ。山の集落のメンバーも、大雪のせいか、殆どが欠席だったとか。唯一、出席していたのは、一番山奥に暮らす姉妹だったという。さすが、あそこのお母さんは根性あるのだ。彼女の家から街の練習場まで、今朝は11台の車が立ち往生していたらしい。

私は雪かきもせず、家の中で雪景色を眺めながら、読書をしたりして・・・なんだか申し訳ない気分。きょう読んだのは、教育関係の本。著者は、受験や塾の話から、具体的な勉強の仕方、果ては子育ての極意など、多数の著作がある。私もずっと前に一冊、読んだことがあり、その視点がけっこう新鮮で面白かったことを覚えていたので、その方の最新作をつい手にとったのだ。今回は、日本の教育がどうしてダメになったのか・・・という大テーマ。そもそもはGHQが日本の国力を落とすために作った教育プログラムのせいで、国語力が低下したことを著者は何度も指摘し、嘆いていた。著者の考えのすべてに共感したわけではないが、基本的な主張はもっともなことだと理解できた。けれど、けれど、この本、もっとも根本的なところで説得力に欠けていた。あくまで私の主観だけど、国語教育のプロと自負する著者の国語力に疑問を感じたのだ。文章力については私も他人のことは言えないので、批判はしない。でも、「文法的に、どう考えてもおかしいでしょ」という言い回しがあるのだ。

GHQの政策が奏功していることを、著者が身をもって示しているということか!?

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