パチンコ屋

実家に帰るたびに気になることがある。最寄駅を下りると、国道沿いの広い歩道を歩いて帰るのだが、駅のすぐそばにパチンコ屋があるのだ。その前を通り過ぎる際、私は車が飛び出してこないか、いつも注意する。国道の信号が変わりそうになると、たまにパチンコ屋から焦って飛び出してくる車があるのだ。こちらは信号に関係なく歩道を歩いているので、ビックリするというわけ。人通りの少ない歩道なので、車もあまり気にしていないのかも知れない。またパチンコ屋にやって来る客層のせいか、明らかに歩行者を睨みつける運転手もいたりする。

ちょうど家族に警察関係者がいる人と話す機会があったので、聞いてみたら、「そこの警察に電話してみたら? 最近、大きい交通事故が続いたから、いま言っておいた方がいいと思う」とアドバイスされた。そこで、きょう思い立って、故郷の警察に電話してみた。(どきどき!)

結論としては、道路沿いの家の住民が車を出し入れするのと同じことなので、パチンコ屋に警察から何か強制できるわけではないが、危険を感じる歩行者がいることを警察からパチンコ屋に伝えるとのこと。

そもそも日本中の駅前にパチンコ屋や貸金業者が陣取っているのはどうしてなのか? 違法であってもおかしくないパチンコ屋が堂々と営業して、宣伝して、儲けていても誰も批判しないのはなぜなのか? (批判する人はいるけれど、マスコミに取り上げられることはまずないだろう)。パチンコがはっきりと違法となって、禁止されたらいいのにというのが私の本音だ。

パチンコ撲滅運動に立ち上がっている人もいるけれど、世論の後押しがないとなかなか難しいだろう。民主党政権になって、前よりもいっそうパチンコ擁護の動きがみてとれる。この夏、節電を求められるなら、勤労者や学生に迷惑かける前に、テレビ放送やパチンコ営業を一部でもいいから自粛してくれたらいいのにと心から思う。だって、どっちも必要ないんだもん!

ちなみにこんな本、読みました。
パチンコをやったことがないので、専門的なことはよくわからなかったけど、警察に反発しながらも共存している実情はよくわかった。
パチンコがなくなる日―警察、民族、犯罪、業界が抱える闇と未来 (主婦の友新書)
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前述の本の著者によれば、こちらは事実誤認が多い「トンデモ本」だという。確かに、著者は論理的とはいえないけれど、訴えたいことは理解できる。
なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)
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*近所のお友達からいただいたデコパージュ石鹸!
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