六道絵

きょうは整体師さんが来てくださるというので、前に約束しながら行けなかったランチに誘ったら、招待券があるのでついでに歴博にも行きましょうと誘われた。この自治体の住民になって7年が過ぎたのに、私はまだ歴博に行ったことがない。ちょうど今は国宝展をやっているらしい。

午前中に整体師さんが来てくださり、そのまま歴博に向かって、国宝展鑑賞。仏像や書物、そして掛け軸など…古刹が多い土地柄だけあって、見ごたえがある。中でも一番すごかったのが聖衆来迎寺の六道絵。比叡山の横川にあったものが、信長の焼き討ちの際に移され、残っているのだという。

地獄の様子が事細かにリアルに描かれていて、目をそむけたいけど、つい見入ってしまう…。これが現実なのだよと、目の前に突きつけられる感じ。ちょうど今朝、台所で洗い物をしながらシンクの中に紛れ込んでいた小さな虫を水で流してしまい、ちょっとした後悔にさいなまれていた私。その場面が、地獄絵を見ながらよぎってしまった。

歴博のあとは、近所のカフェでランチをしながらお喋りに花を咲かせ、その後は家でゆっくりと体のコリをほぐしてもらった。テレビをつけたら国会中継をやっていたので、そのままそれをBGMとして、ふたりで民主党政権への怒りをぶちまけあった。このままあの人たちに政権をまかせていたら、この国が地獄絵のようになるのでは…と本気で心配になる。

*展示物は残念ながら撮影禁止!
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