積極的な活動をしているわけではないけれど、個人的にわずかながらチベットを支援している。最近は中国内部でもおおっぴらに政権批判の言葉が出てきたと聞き、中東の煽りを受けたせいなのか、多少の民主化の動きは容認せざるを得なくなっているのかな…と思っていたが、きょうまたこんなニュースを目にした。
3月16日にキルティ僧院の若い僧侶プンツォッグが焼身自殺を図って以来、四川省ガバのチベット人地区では当局の弾圧が強化されている。当局は僧院の閉鎖を強制。僧院を有刺鉄線で囲み、裏口は塀でふさぎ、武装兵士が僧侶らを外に出さず、外から食料を運び込むことも禁止している。僧侶らの行動は制限され、焼香のために火を使うことも禁止。僧侶を守ろうと入り口に立ちはだかった地元民らを、武装兵士が武器で暴打、犬を放して襲わせ、多くの負傷者が出ている。また、先出のプンツォッグの弟と叔父にあたる男性2名を含む、キルティ僧院の僧侶とその周辺地域のチベット人数名が強制失踪している。
外の世界に目を向けると、希望を求めて大きく動き出したところもあれば、以前と変わらず絶望的な状況が続くところもある。ただし、絶望的な状況でも絶望しないで生きている人たちが大勢いるのだ。そして、そんな人たちのために祈っている人たちも大勢いる。
きょうは車の点検・修理のため、夫が早めに帰ってきたので、待ち時間を一緒に散歩した。きょうこそ、空が真っ青で桜が満開。なんとも幸せな時間だった。