大河ドラマ『平清盛』の王家の謎

大型台風が近づいているが、このあたりはさほど影響もなく、息子はいつも通り夕方から塾へ。途中で暴風警報が出ないだろうか、電車が不通にならないだろうかと心配したが、何事もなくいつも通りに帰宅。

暴風警報が出れば、夫は明朝の仕事が休みになるのだが、今のところ大雨警報のみ。

ところで、NHKの来年の大河ドラマ『平清盛』のHPで、「皇室」が「王家」、「天皇」が「王」と表記されていることがネットで話題になっている。皇室を貶める意図かと勘ぐる人もいるようで、NHK側の言い分(言い訳?)は、平安末期から鎌倉期にかけては、「王家」という用語が一般的に使われていたことが通説となっている、ということらしい。

私が学生の頃には、そんなことは習わなかったなぁと思い、息子の塾の教材をチェックしたが、この時代に関して「王家」なんて言葉は出てこない。もちろんNHKの説明は正しいのだろう。しかし日本史の専門家以外に、当時、「王家」という言葉が使われていたことを知っている日本人がどれだけいるのだろう? 今の日本人にとっては、「皇室」「天皇」が当たり前の呼び名であり、学校でも教わらない用語を大河ドラマで使われた日にゃ、歴史を勉強中の子供も混乱しかねない。いま現在、一般的でない用語を使うって、どうよ?・・・と、やっぱり疑念が。

広島の原爆記念日の翌日に放送されたフジテレビの番組で、出演者が「Little Boy」と書かれたTシャツを着ていたことが問題になったときも、広島県からの抗議に対し、フジテレビは「意図的に使ったわけではない」と回答したそうだ。しかし、その後、この番組の企画統括者は数年前に「はだしのゲン」の編成を担当していたことが判明。「Little Boy」が広島型原爆の通称であることを知らなかったわけはないだろう・・・と、やっぱり疑念が。

九電のやらせ番組をマスコミはさんざん非難していたけど、やらせだらけのマスコミがよく言うよ・・・と思っていたのは私だけではないと思う。九電を擁護したいのではない。似たようなことは、皆さんもやっているでしょうと言いたいだけ。実際、当地で起こっている問題について開催された先日の説明会も、まさにそうだった。あまりにひどくて、笑けてきたけど。

でもめげずに戦うのだ。

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