昨日、息子と出かける際に、ちょうど注文していた山口敏太郎の本が届いたので、それを手に駅に向かった。道すがら、息子は突然「蠱術」の話を始めた。テレビで初めて知った言葉で、その後、漫画にも登場したとかで、延々と説明してくれた。駅に着くと、息子は山口敏太郎の本を読み始め、「お母さん、ここにも蠱術が出てきた!」と声をあげた。こういうシンクロニシティ(?)って、時々ある。
山口敏太郎のおどろおどろしい世界を楽しんでいた息子に、私が見てきた六道の絵の話をしたら、きょうの午後、息子は夫とともに歴博に行ってきた。私と違って、六道の絵の解説文もすべて丁寧に読んできたらしく、「解説文は絵より怖かった」と教えてくれた。
「のんびりした休日」を過ごしたいと言っていた息子だが、きょうは「のんびり」と「おどろおどろしい」一日になったようだ。
*こちらはさわやかな湖畔。