喫茶店のモーニング(目に見えないものって大切)


土曜日から大型連休が始まった。といっても子供は朝から通常通りに登校。夫は久しぶりに朝寝坊していたので、私は連休気分で「きょうはモーニングを食べに行こう!」と宣言。久しぶりに喫茶店に出かけた。いや、正確にはカフェ

ここに引っ越して来てから、モーニングで賑わう昔ながらの喫茶店をみつけたのだが、入ってみると壁には漫画が、テーブルには灰皿が並んでいて、主な客層はおっさんだった。メニューは豊富なのだが、タバコ臭くて、たぶんもう行かないと思う。(我が家は全員、タバコの臭いが苦手なのだ。)

一時、コメダ珈琲に通ったこともあったけど、できればチェーン店よりも個人のお店に行ってみたいと思い、ネットで検索したら、モーニングをやっているおしゃれなカフェを発見。早速、行ってみた。

最近流行のおうちカフェ。おしゃれな外観で、店内もくつろげる雰囲気。メニューもおしゃれ。若い奥さんがひとりで切り盛りしている。雑誌や新聞や本なども取り揃えてあり、ゆっくりと休日の朝を過ごすにはもってこい…のはずなんだけど・・・、ここもたぶんもう行かないと思う。

何がいけないのか、自分でもよく説明できないのだが、「決め手がない」のだ。外観も店内もメニューもおしゃれだけど、淹れたてのはずのコーヒーがあまり美味しくなくて、朝食も見た目はオッケーだったけど、さほど美味しくなかっのだ。別にまずいわけじゃなく、許容範囲ではあるのだけど。

帰り道に訊いてみたら、夫も「もう行かない」と言う。理由を聞いたら、「(店主の)雰囲気が暗すぎる!」
ええ~!?っと、個人的にはちょっとビックリ。何故なら夫はこと「お店関係」に限っては、「幸薄系」の人に心引かれ、同情心がそそられるのか、そういう店員さんがいるお店に逆に通うタイプなのだ。その夫が「もう行きたくない」というほど、そこの店主は「暗いオーラ」を放っていたらしい。確かに明るさは感じなかったなぁ。

ちなみに私たち以外のお客は、おばあさんのグループと、ひとりでやってきたおじいさんだった。おしゃれなカフェなのに、年寄りしか集まって来ないというのは、地域性なのか、時間帯のせいなのか不明だけど、店主の思惑が外れていることは確かだろう。

やはり、その人が放つ、目に見えない雰囲気って大切なのね。以前、故渡部昇一先生が毎日、通う喫茶店があると書いていらしたけど、近所に行きつけの喫茶店がある人って羨ましい。

結局、朝食は我が家でとるのが一番。野菜もフルーツもたくさん食べられるし、眺めもいいし。(あとは、もうちょっとお掃除しなきゃ。)

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