行きつけの蕎麦屋(私はいつも鴨なんば)

とうとう我が家の行きつけの(!?)本屋が閉店してしまった。
歩いて行ける距離に、年中ほぼ無休で営業している本屋がある!という不思議な安心感があったのに(涙)。

幸いなことに、山の集落に暮らしていた時と違って、今は歩いて行ける範囲に、他にもお店はいろいろとある。
本屋と同じくらい我が家の行きつけとなっているのが、こちらもほぼ年中無休のお蕎麦屋さん。夜は早く閉まるけど、ランチタイムを過ぎた頃でも食事ができるので重宝している。

特にうちの息子は、このお店がお気に入りだ。夫はラーメン好きで、私はエスニック好きなので、近所のほかのお店にも行きたいのだが、息子は断然、このお店に行きたがる。息子は、保育園のおやつで一番好きだったのが「かりんとう」、小学校の給食で一番好きだったおかずが「切干大根の煮物」という完全和食党なのだ。もちろん、夫も私もお蕎麦は好きなのだけど。

で、何度か足を運ぶうちに、自然と注文するものが決まってしまった。息子は「牛丼と蕎麦のセット」で、私は「鴨なんば蕎麦」。夫だけは、その日の気分。大きなお店なので、店員さんは何人もいるのだが、給仕のチーフと思われるおじさんに今ではしっかり覚えられているようで、私と息子は「いつもありがとうございます。いつものでよろしいですか?」と訊かれるようになった。もちろん答えは、「はい、いつものでお願いします」なのだけど。

昨年、私が3週間ほど入院した際、夫と息子のふたりでこの蕎麦屋に行ったら、このチーフのおじさんが、「きょうはお二人ですか?」と何度も訊いてくれたそうだ。そのせいではないけれど、退院の日、私は病院からまっすぐここに来て、お昼に鴨なんば蕎麦をいただいた。病院食に飽き飽きしていた私にとっては、最高のご馳走だった。

近県からたまに遊びに来てくれる友人も、ここのお蕎麦が大好きで、当時、アメリカ留学中だった娘さんに「ここのお蕎麦を食べさせてやりた~い!」と言っていた。(娘さん、寮の食事がまずくて、痩せてしまったらしい。)

行きつけの本屋はなくなったけど(『本屋閉店…どうすりゃいいの!?』)、行きつけの蕎麦屋よ、永遠なれ!!
ちなみに、美容室難民だった私に行きつけの美容室ができつつある。これについては、また後日。

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