偶然の繋がり(2)

ずっと昔の話になるが、息子が小学校に上がる一年前、親子で英語学校の子供向けイベントに参加した。そこで同い年の男の子と出会い、ご両親とお話をしてみると、音楽の趣味が同じだったりして、かなり盛り上がった。途中からうちの夫も合流して話していたら、なんと、そこのご主人が同じ高校の一年先輩だと判明し、びっくり。なにせ、ふたりの出身地はここから離れた他県の田舎なのだ。何かご縁があるのかも…と名刺交換して別れたが、そのまま月日は流れた。

さて、その後、我が家がそのご一家と再会を果たしたのは、息子の中学の入学式だった。息子にとっては、受験塾での何人かの友達を除いては知り合いがまったくいない状況。もちろん私たち夫婦に至っては、顔を見知った人さえいない状態で、入学式を終えて帰途につこうとしていたら、なんとなく見覚えのあるご夫婦がいたのだ。「あ、あの英語学校で会ったご一家だ!」と瞬時に記憶が蘇り、声をかけた。お互いに再会を喜びつつ、子供たちを見ると、なんのことはない、ふたりはすでに受験塾で顔見知りだったという。しかも、中学では同じクラスとなった。

やはりご縁がある人たちだったのだ。

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