ドラマのような人生

久しぶりに大原に行って来ました。仕事の打ち合わせです。近くに山が見えると、心が落ち着きます。

普段の打ち合わせは電話ですむのですが、今回はかなり大量の原稿だったので、顔を合わせて話すことになりました。なので、ついつい雑談もはずみ、地震のこと、人生のこと、いろいろ話が広がりました。

彼女はドラマのような人生を歩んでいるのですが、彼女の周りの人たちも、かなりドラマチックな人生だったよう。けれど、ドラマチックだから幸せかというと、そうでもなくて、話のネタにすらなり得ないような平凡な人生こそが、実はいちばん得がたいものだと私は思っています。

小さい頃からの私の夢は、「平凡な結婚をして、平凡な家庭を築き、自分の母親のようなお母さんになる」ことでした。今それが実現して、私はとても幸せです。

だから、きょうもテレビでご主人が帰って来ないという若いお母さんを見て、泣いてしまいました。どうしたらいいのか、これをどう受け止めたらいいのか、世の中、わからないことが多すぎます。地球の時間と、人間の時間とを一緒に考えるから、いけないんでしょうか。

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