自由報道協会

きょうは始業式。お昼前に帰宅した子供は、ご飯を食べて、新しい先生やクラスの話を報告して、一休みすると、さっさと塾に行ってしまった。春休みはお休みしていた塾が始まるのが、楽しみのようだ。そんなに早い電車で行かなくても…と思いつつ、ひとり残された私は、夕方のひとときをネットに費やしてしまい、またも憤慨してしまった。

なぜかといえば、4月6日に行われた自由報道協会の勉強会の動画を見たからだ。これは閉鎖的な記者クラブ制度を批判してきた上杉隆氏らが設立した組織で、この日のテーマは原発事故の取材報告。私は正直、上杉氏は胡散臭くて、普段はあんまり信用していないのだけど、今回の大手マスコミや東電、保安院、政府批判には生々しい話が多くて、思わず聞き入ってしまった。ラジオやテレビの番組で、東電批判をして降板になったというエピソードを始め、本当の情報がいかに隠蔽されているかが明らかにされている。

しかし…私が憤慨したのは、そのことではない。(いや、もちろん、それも憤慨したけれど)。この勉強会の主催者は、なんと鳩山前首相。民主党の川内博史衆議院議員が司会を務め、同じく民主党の森ゆうこ参議院議員が最後に、「内閣にいろいろ要望してきたけど、まったく動きません」などと発言。「与党であってもやっぱり間違ってるわけですから、これを正すべくやはりもう行動しないと。本当はもっと前にやれば良かったと思うんですけど、今からでもこのままの状態を続けるわけにはいかないので、やはり我々はもう行動すべき時に来たのではないかという事を…」。

「いや、あなたにそんなこと言われても…。あんたら、民主党でしょう?」と唖然としてしまったのだ。ま、民主党といっても、要は小沢派の方々なんだけど、それにしても前首相がなんで、こんなところで勉強会、開いてるの? 内閣が全然動かないんだったら、あんたらが菅さんのところに行って、頬をひっぱたいてでも目を覚まさせてやらなきゃ、いけないんじゃないの? (「枝野寝ろ、石原黙れ、菅起きろ」という川柳が話題になってましたね。)

現状があまりにシュールすぎて、「ギャグ漫画日和」の世界がなぜかリアルでまっとうに見えてきました…。

DSC02440

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です