森田実講演会

先日から地元テレビで宣伝していた森田実講演会に行ってきた。関テレ『アンカー』金曜のレギュラーとして、和服姿で辛口の批評を聞かせてくださる森田氏のお話を無料で聞くことができるのだ。会場はほぼ満席。やはり年配の男性が多い。

テレビと違って、きょうはスーツ姿の森田氏は、質疑応答を含めると2時間近く壇上でお話して下さった。亡母とひとつ違いだと知り、若々しいなぁと感心した。森田氏は小泉政権と電通の批判をしたせいで、東京のテレビから消えてしまったという話だが、最近は「東京のテレビが出演させたくない人」と言われるのが褒め言葉のような気さえする。

森田氏は、以下の言葉を日本の政治の五原則とすべしと挙げられた。

1)和を以て貴しと為す(聖徳太子)
2)一隅を照らす、これ即ち国の宝なり(最澄)
3)広く会議を興し万機公論に決すべし(五箇条の御誓文)
4)天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず(福沢諭吉)
5)国家の実力は地方に存する(徳富蘆花)

先の政権交代を受けて、「メディアに政権を決めさせてはいけない」と力説されていたことも心に残ったが、いちばん印象的だったのは、森田氏の去り際だ。講演が終わってお辞儀をして壇上を離れたあと、舞台の袖で再度、お辞儀をして行かれた姿がとても品があって感動した。さりげない所作が、その人の本質を表すのかも知れない。(うわっ、どうしよ!)

そういえば、きょうは建国記念日。近所の小児科と、もう一軒、もっと近所のお宅の玄関先に日の丸が掲揚されていた。こういうきちんとした方々がご近所にいらっしゃるのだと、再び感動。私もきちんとした品のいい日本人でありたい。

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