ニルヴァーナはカレー屋さん

この土日で家族3人で広島に帰省することにした。今回も新幹線&レンタカーだ。誤嚥肺炎のあとの父の様子が心配だったが、すっかり快復した模様。顔色もいいけど、少しずつ体全体が小さくなってきているようで、ついに何十年も愛用していた総入れ歯まで合わなくなってきた。本当に物持ちがよくて、入れ歯もメガネも洋服も、何十年と使い続ける人なのに、体が縮むとは想定外だ。最近は入れ歯をはずしているらしい。ここ何十年、父の顔を見に帰るたび、人が自然に老いる過程を見せてもらっているみたいだ。私たちの姿を見て認識したのに、すぐにうとうとしてしまう父を見ていると、昔からだけど、この人はなんて淡々と生きているんだろうとちょっと羨ましい。

帰省時によく会う同級生と、今回は夕食を一緒にすることになった。しかも今回は娘さんだけでなく、初めてご主人も参加。カレー屋さんで6人で和気藹々と会食。共に医師である友人夫婦と高齢者医療についても語り合った。それからなんと友人が驚きのものを見せてくれた。実家の掃除に行ってみつけたという私が彼女に宛てた手紙だ。うひょ~、超恥ずかしい! 中身を見せてもらったけど、自分でもまったく記憶がない。なんせ小6の時の手紙なのだ。彼女は隣町に暮らしていて、同じ塾に通っていた。その後、同じ中学・高校に進むわけだが、この頃からけっこう親しくしていたのだな~。自分の過去の手紙を見て、「人間って、たいして変わらないのだな」としみじみ。単に私が成長していないだけかも知れないけれど。

息子が塾が楽しいという気持ち、改めて理解できる気がした。塾での出会いも侮れないのだ。

それにしてもカレー屋のインド人店長、売り込みが上手だった~。

*お店の名前が「ニルヴァーナ」。バンドもいたよね。涅槃で待つっていう人も・・・。本来の意味とは関係なく、私には切なく響く・・・。
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