故郷の空は青

DSC03541広島の空は青い。かつて暮らした東京や、今暮らしている関西に比べても、より青いと(勝手に)思う。青い空と青い海、この明るい景色が私にとっては当たり前なのだ。空気に重苦しさがないというか、ま、要するにあっけらかんとお気楽な感じだ。

週末帰省なので食料の買出しもせず、今朝は喫茶店でモーニングを食べることにした。といっても田舎町では、モーニングを出す喫茶店は滅多にない。しかも、そこそこの人口規模なのに、なぜかマクドも出店していない不思議な町なのだ。新しいお店を発掘したくて、ネットでいろいろ調べたけれど、結局、諦めて近所の喫茶店に行った。

母が長年お世話になっていた救急病院の前にあるせいか、その喫茶店ではボリュームのあるモーニングを出してくれる。最初は気乗りしていなかった息子も、漫画本がたくさんあるのをみつけて、満足したようだ。私は思わずテレビに釘付け。チュートリアルが懐かしい京都の味を紹介していたからだ。(天一本店とかね。)

今ではもう来ることもなくなった病院。ヘリポートも備えた大病院の広い施設を、私はほぼ隈なく知っている。母の入院回数は2桁は確実。病棟以外にも検査室、手術室、リハビリ室、相談室・・・内科、外科、眼科、耳鼻科、歯科・・・救急、ICU、売店、レストラン、キャッシュコーナー、受付・・・。それから、心をなごませるためガラス越しに眺めに行った新生児室。病院嫌いの私だけれど、むしょうに懐かしい場所だ。

その頃は、こんな風に目の前の喫茶店に入る余裕もなかったことに今、気がついた。

*ボリューム満点。
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