易経、あなどれじ

先日からいよいよパートに出ている。わりと近所で、週2、3日の仕事なので楽勝・・・と思いきや、最初の2週間は週5で研修と相成った。本来の仕事のほかにも、いろいろとやって欲しいことがあるらしく、いくつかの部署を回り、たくさんのことを教えられた。事務所での仕事のはずが、いきなり初日の午前から接客の仕事をさせられ、びっくり。まあ楽しかったけど、冷や汗かいた。ものすご~く忙しいときは手伝いに駆り出されるかも知れないとのこと。うむ。

で、本来の部署での仕事も覚えなくてはいけないことが多くて、たじたじ。システムが複雑すぎるし、不必要に商品の種類が多いし、はっきり言って非効率だな~と思うことも多々ある。さらに、私語も殆どない事務所の空気がたまらない。社長を始め、幹部のおじさん連中の威圧感。さらに、仕事を教えてくれる同じ部署のベテランさんたちも、たまに意地悪な言動があったりして。いまどき、こんなおばさんがいるんだな~と笑いそうになったけど、一緒に研修を受けているもうひとりの新人さんは完全にビビっていた。

毎日、昼休みにはその方とふたりで思い切りグチって、ストレスを発散していたのだが、研修も終盤のある朝、彼女が社員さんに叱られていた。彼女のミスで損失が出たらしい。とはいえ、新人の彼女の仕事はすべてベテランさんがチェックしていたのだから、要は叱っているその本人のチェックミスなんだけど、あからさまな責任転嫁。この複雑なシステムこそが、ミスを誘発していると思うのだが、それを改善しようという考えはないらしい。恐らく社長のケチケチ方針のせいだと思われる。

てなわけで、落ち込む彼女に「気にしな~い、気にしな~い、私たちの会社じゃないし。損失出ても、気にしな~い」と声をかけた。「それから、あのおばさんに意地悪言われても、ひるんじゃダメよ。むしろ笑顔でスルーして、何も気にしてない風を装って。意地悪しても効き目ないと思ったら、もう変なこと言わなくなるだろうし。思い切りバカのふりして、やりすごそう!」と励ました。彼女と友情を築けたのが、この研修の嬉しい副産物だったかも。

研修が終わると、私と彼女は交代勤務となり、職場で顔を合わすことはなくなるのだが、互いにメールで業務日誌交換をしようと約束した。そして研修後の第一日目は私の勤務。家を出る前に久しぶりに易経占いをした。すると、なんとも悪い卦が出るではないか。「ふさがる」という意味もあると。幸先悪いな~と思いながら、いつも通りに家を出ると、道路が渋滞していてまったく進まない(車通勤)。3月というのに雪が積もったものの、家を出る頃には溶けていたのに。これは事故渋滞に違いない。反対車線はスムーズなのに、こちらは1センチも動かない状態が延々と続く。結局、所要時間15分のはずが、出社が1時間20分ほど遅れてしまった。遅刻したのは私だけではなかったのが幸いだったけど。

それにしても、道がふさがっていたなんて・・・易経の言う通り。

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