母の最後の奈良漬

ご飯好きの息子は漬物も大好きで、小さい頃から
奈良漬が好物だ。実家の母はそんな息子のために
毎年、奈良漬を漬けてくれていた。

台所に殆ど立てず、日々の食事はヘルパーさんや
お手伝いさんにお願いしていたのに、孫のために
奈良漬だけは漬けていたのだ。

最後に漬けたのは2年前。年々、体力が衰えていた
せいもあるのか、母によると失敗だったそうで、
確かに、とても食べられる状態ではなく、そのまま
放置。

その奈良漬が、きょう片付けをしていたら出てき
たのだ。いや正確には、そこに置いてあるのはわか
っていたが、見て見ぬふりをして放置していたのだ
けど。

夫と一緒におそるおそる開けてみたら…おお~、色
も匂いもいい感じではないか! 食べてみると、美
味しい!! 2年の年月で、ちょうどよく漬かって
いる!!

現在、母の体調は安定しているが、恐らく退院の
見込みはない。となると、これが母の最後の奈良
漬か。心して食べなくては。

*母の奈良漬
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*きょうもいい天気!
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全国統一テスト、楽しいらしい。

きょうは息子と、近所の同級生の女の子を隣町まで
送って行った。全国統一テストを受けるためだ。
テレビCMを見て6月に初めて受けたのだが、息子は
今回も「俺は絶対受ける!」と燃えていた。クイズ
好きのせいか、テストが性に合っているみたい。
無料だし、人数の少ない学校しか知らないから、こ
ういうのも刺激になっていいだろう。

が…出かけようと思ったら、めちゃくちゃ寒い!
気温は3℃。一番標高の高い隣の隣の集落では、雨
がみぞれに変わり、屋根が白くなっていた。

隣町に着くと、雨もやみ、空には大きな虹が!!!
やがて青空が広がり、いいお天気になった。空気が
入れ替わって、すがすがしい気分。

なのに、テストが終わって家に帰ると、また冷たい
しとしと雨。それでも息子は意気揚々とテストの答
え合わせをしていた。この子は、勉強(というかク
イズ!?)が楽しいんだなぁ~と我が子ながら不思
議な気分。いったい誰に似たのだろう!?

*大きな虹!
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*雪と雲をかぶったあの山の向こう側に帰って行くのだ!
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小学校の給食試食会

きょうはお昼前にママ友が遊びに来て、お昼過ぎからは
学校で給食試食会、授業参観、保健委員会と続いた。

授業参観では、隣の同級生が授業途中にトイレに行くと、
うちの息子が「先生、いつもはトイレに行くと怒るのに
きょうは怒らないのはなんで? 参観日やから?」と聞
く。先生も「ま、そうや」と苦笑すると、「へぇ、きょ
うは特別扱いやな」と、トイレから戻った子にもわざわ
ざそのことを伝えていた。(まったく、もう…!)

久しぶりに会ったママ友も、来月からいよいよ職場に復
帰するという。みんな、そろそろ子どもが手を離れ、本
格的に働き始める時期なのだなぁ。山奥というハンディ
があるけど、それぞれに資格を生かして、大変な通勤も
モノともせずがんばっている。

いつも家にこもっているせいか、きょうは夜まで出ずっ
ぱりで、夕飯の支度が遅くなって、機嫌が急速に悪化し
た私。(空腹感ゆえ)フルタイムで働いている人は、毎
日こんなスケジュールで動いているのだろうに…と反省。

私も明日から仕事もがんばるぞ!

*給食は薄味でとってもヘルシー。(白玉汁が好評でした!) 
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*なかなか帰りたくない子どもたち。
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過疎地の学校の文化祭

昨日中に戻らなくてはいけなかったのは、きょうが学校
の文化祭だから。保・小・中合同の学芸会&作品展示&
ふれあいイベントといった内容だ。

昨晩、買い物に行って、今朝は弁当を作って、ビデオも
持って体育館に陣取る私。昨晩、ママ友から「主人が見
に来れないので、できたら保育園の出し物をビデオに撮
ってほしい」とリクエストメールがきていたのだ。

いつもは家電大好きのうちの夫が、ビデオ係を買ってで
て、あとでDVDにして、みんなに配っていたのだが、き
ょうは夫は仕事のため重大な任務が私の肩にのしかかる!

同級生のママ友も、突然の用事で来れなくなったとメー
ルがきたので「小学生の出し物も撮っておくよ!」と返信。

お昼ご飯を食べていたら、今度は別のママ友が家からの
電話で急遽、帰宅。「中学の劇も見たかったのに~」と
言うので、「中学の劇も撮っておくわ」。が、気がついた
らテープが足りない。急いで家に帰って新しいテープを
持ってきたが、どうやって入れ替えるかわからない。近く
にいた先生を捕まえて、一緒に探してもらって、なんとか
準備完了。

多少のブレはあるはずだが、なんとか無事に撮影終了。
小学生の出し物では、周りのママ友たちが感動して目を
潤ませていたのだが、私はビデオに必死のあまり、感動
する余裕がなかった。ちょっと損した気分。

あとでDVDを見て、感動しようっと。

*小学生の絵
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*休憩時間は保育園児と小学生が遊ぶ!
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母の術後

手術後に先生が、肺の水が前より増えているようだと、
レントゲンを撮ったのだが、結局、前とそんなに変わら
なかったらしい。もしかしたら、ここにもうちょっと長
く入院させてもらえるかも…と淡い期待をしていた母だ
ったが、今のところ予定通り来週退院の見込みと言われ
た。

私としては一安心。父にも手術の報告をして、お昼すぎ
に実家を出た。そして広島駅近くで友人と一時間ばかり
お茶をして、新幹線に。友人からは病院情報などを教え
てもらい、たわいもない雑談で笑いあって、息抜きでき
た。

笑うと、なんか、すっきりするわ~。

*電車からビーチを眺める!
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病院で絶食後の母

お昼前から待機していたのに、母の呼び出しは午後1時を過ぎて
から。幸い、手術は予定通り1時間ほどですんだが、移動したり、
心電図をとったりしている間に3時になった。

昨晩から絶食中の母は「お腹がすいた」と言っていたのに、遅
延食を出されたときには、少し空腹感が落ち着いたのか、あま
り食が進まなかった。あれ、大丈夫かな?と、ちょっと心配し
たのだが、なんのことはない夕食はきれいにぺろりと食べた。

母の前のベッドの90歳のおばあさんも、きょう母と同じ手術を
して、同じくぺろりときれいに食べた。ふたりとも、やはりお
腹がすいていたのだわ~。元気に歩ける同室のあとふたりのお
ばさんたちも、「夕飯どう? 食べた?」と気にして覗いてく
れた。「きょうの夕飯は、おいしかったわね」と、皆さん食が
進んだようだ。

食事がおいしいことが一番だよねぇ。

*病院から海を見る。
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自転車で母の病院へ(ダイエットになる?)

母が実家近くの病院に転院したので、車は不要となった。
両親が長年愛用していた健康食品のポイントを使って、
入手した折りたたみ自転車を、きょう初めて使ってみた。

山奥に引っ越してから、自転車に乗る機会もなくなった
ので、かれこれ10年近く乗っていない。しかも折りたた
み式の自転車なんて初めてで、高さの調整やら使い方や
ら、いまひとつよくわからない。(説明書が見当たらな
いのだ!)

きょう一日、とりあえずこれで移動してみたのだけど、
ペダルがえらく重くて、疲れる疲れる! これなら歩い
た方がいい!と思うくらい。ギアの調整しないといけな
いのかな?

いやぁ、久しぶりに足が痛くなって、汗をかいた~。
半そでを持ってくればよかったわ…。(でも痩せん!)

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懐かしの病院に転院

今朝一番でレンタカーをして、お手伝いをしてくれる友人
とともに母の病院に向かい、前に入院していた街中の大病
院に転院した。といっても、1週間か10日ほどで、また戻
ってくる予定なのだけど。

車に乗るなり、母はどど~っと喋り始めた。ふたり部屋の
同室のおばちゃんがいつも聞き耳をたてるので、好きなこ
とを話せないでいたらしい。

もう何十回と入院した馴染みの大病院に近づくと、母は
「やっぱり、この町がいいわ~」という。長年暮らした町
だから、当然だろうけど。

病院も広々していて、日当たりよくて、活気があって、新
しい設備が整っていて、それだけで気分が明るくなる気が
する。(そのうち慣れてしまうと、そんな新鮮な気分もな
くなるのだろうが)。

前と同じ病棟に入ったので、何人もの看護師さんが母を覚
えていて、「またよろしくね~」などと挨拶してくださる。
同室となったふたりの患者さんも母と年齢が近く、皆さん
手術待ち。おふたりとも、大病を患い、大きな手術を控えて
いらっしゃるけど、母より元気に歩き回って、お喋りに来て
くださる。ひとりの方は母と同郷であることがわかり、ひと
しきり昔話に花が咲く。

みんな深刻な病を抱えて、これから大変な治療に臨むという
のに、雰囲気は明るい。暖かな陽射しのせいもあるのだろう
か?

午後は老人ホームに行き、父に事情を説明して、母の見舞い
に誘うと、素直についてきてくれた。広い病院もスタスタと
自分で歩き、帰り道に「前より元気になっとったのう」とほ
っとしていた。

長い一日だったけど、太陽の陽射しに包まれて、いい日だっ
た。

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下校の見送り、どこまでやるか?

このところ下校時の帰り道、ハチの死骸がよく落ちている。
息子によれば、この時期、女王蜂がパートナーを選び、そ
れ以外のオス蜂は巣を追い出され、死んでいくのだと。

さて今夜はPTA役員会があった。ここは小中合同のPTAなの
だが、議題の「下校時の安全管理」について、中学生の下
校時に中学校職員が帰宅を確認すると書いてある。小学校
のことには触れてないので、どういうことかと聞いてみる
と、中学生は部活で帰りが遅くなるためだと。帰宅確認っ
て、電話でもするのかと思いきや、生徒がスクールバスを
降りて家に入るまでを教師が見守っているらしい。そのた
めに毎日夕方、先生がバス停で立ち番しているのだとか。

「え? 先生が子どもがバスに乗り込むところを確認した
ら、バスを降りてから後は保護者の責任なのでは?」と聞
くと、そうではないと。「え? 小学生は親がバス停まで
迎えに行くのに?」「小学生の帰宅は明るい時間ですから」
(え? 答えになってないよ!)「市内の他の中学校も、
同じことをしているのですか?」「いえ、ここだけです。
人数が少ないからできるのですが」。

回りは中学の保護者が殆どで、皆さん、容認している気配
だったので、それ以上は追及しなかったのだけど、どう考
えても変だよな~。

私が腑に落ちない表情をしていたのだろう。帰宅後に中学
の保護者の方から電話があり、詳しい経緯を説明していた
だいたのだが、どうやら一部の保護者の要請で始まったこ
とのようだ。う~ん、それでますます腑に落ちなくなって
しまったよ。亀裂は広がる!

*気持ちのよい一日だったのだけどなぁ。
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母の手術の前に

来週は母の手術のため帰省するので、今週中にいろんな
用事をすませなくてはいけない。急ぎの仕事もあるし、
PTAの役員会や勉強会も予定されてるし、ランチや飲み
会の約束もあるけど、大丈夫かな。

どうしてもやらなくてはいけないことを優先して、あと
はしんどかったらキャンセルしちゃおう…といういい加
減さでいこうと思う。

ホントはこの悲惨な部屋の片付けもしたいのだけど、ま
ずは仕事から…と、後回し。これがいけないんだけどねぇ。

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