おっさんずラブ(オランダ編)

私が初めてオランダに行ったのは、もう30年以上も前、大学の夏休みを利用して、ユーレイルパスヨーロッパ各地を旅行した時のことです。高校時代から文通をしていたペンパルの家を訪ね歩いたので、宿泊費も浮くし、現地の暮らしぶりがよくわかって、それぞれの国の違いも発見しました。

中でもオランダペンパルとは、いつも長文の手紙を互いに交換していたので、気持ちの上ではすでに親友気分でした。私よりひとつ年上で、すでにひとり暮らしをしていた彼女のアパートに1週間ほど泊めてもらい、彼女の友人や家族と知り合い、その後、彼らとも手紙のやりとりをするようになりました。

彼女自身はボーイフレンドがいましたが(当時のボーイフレンドの前につきあっていた人のことも、私は手紙を通じて知っていましたが)、彼女の友人の男性がゲイだったので、好きな人のこととか、いろいろ教えてくれました。北ヨーロッパには、夏はギリシャに行くという人がたくさんいましたが、ゲイが集まるギリシャの島があるのだとか。また、同性愛者がナチスに弾圧されたことを忘れないための小さな旗が、彼の部屋に飾ってありました。

その時、彼には密かに思い焦がれる人がいたのですが、彼の妹がその人と関係を持ったと聞いてショックを受けていました。「妹には負けられない!」と言うので、「でも、妹さんと深い関係になったということは、あなたには可能性はないんじゃない?」と言うと、「大丈夫、彼はバイセクシュアルだから!」との答え。なるほど~、いろんな人がいるんだな~と感心しました。

そうそう、私のペンパルの女友達にもバイセクシュアルの方がいました。その人は、離婚してシングルマザーとして息子さんを育てていて、当時は10歳年下のハンサムなボーイフレンドがいたのですが、その後、別のボーイフレンドと暮らすようになり、その人と結婚するのかと思いきや、彼女の浮気が発覚。その浮気相手は女性で、しかも彼女と名前が同じ。ボーイフレンドとの修羅場は、さぞ混乱したことでしょう。その後、彼女はどちらとも別れて、息子さんも独立したので、一時、シェアハウスに暮らしていました。

バイセクシュアルの彼女は、当時、タバコの葉を自分で紙に巻いて吸っていました。かと思えば、ペンパルの友人の大学生は、禁煙運動をやっていて、「大麻は吸うけど、煙草は吸わない。身体に悪いから」と言っていたり。いろんな人がいるなぁと20歳そこそこの私は驚いたものです。オランダって、いろんな意味で先をいっている国ですね。

おっさんずラブ(私の職場編)

昨夜、帰宅した夫が「『おっさんずラブ』がクランクアップしたらしいね」と言うので、「きょうラジオで2回も『おっさんずラブ』の話題が出てたよ。すごい人気なんだね」と答えたら、夫の職場の女性陣の間でも話題沸騰なのだとか。クランクアップのニュースをその時は聞き流してしまった私。その直後に、このドラマを薦めてくれた友人から「今週の土曜日が最終回だから」と聞いて、が~ん。私はこのドラマの大部分を見逃しているということではないか!!

ところで、この『おっさんずラブ』は現実にはなかなか遭遇しないシュールな物語だから、面白いのだろうか!? それともLGBTの存在も認知され、権利も認められつつある現在だからこそ、受け入れられているのだろうか!?

そこで思い出すのが、私が大学を卒業して最初に就職した英国系の会社。オフィスは丸の内のど真ん中だった。(そう、私は丸の内のOLだったのだ!)壁にはエリザベス女王の肖像画が飾られ、制服はないけれど、女性社員はスカート着用を決められていて、外資系にしては古臭い、大英帝国の名残のような会社だった。幹部のイギリス人も、いかにもイギリス紳士という雰囲気の方が多かったように思う。

それでも、そこはやはり外資系。私がそこに就職を決めたのは、イギリス人との面接の際に「東京でひとり暮らし」をしている点を、「インディペンデントでよろしい」と評価してくれたからだ。当時は、特に大企業などの就職に際して、女性は親元に暮らしていなければダメという条件がついたりしていたのだ。

実際に就職してみると、その会社は外資系とはいえ、昔ながらののんびりした日本の中小企業の雰囲気が漂っていた。「外資系」と聞いて想像する「バリバリ感」のない会社で、先輩方も厳しい人はほとんど皆無。私にとっては居心地がよかった。そんな職場で、特に目を引く男性社員がいた。てきぱきと仕事をしていて、年は私よりだいぶ上と思われるけれど、役職はなく、いつも明るく大きな高めの声で話していて、それがまた女性言葉だったのだ。服装もほかの男性陣と違い、チェック柄のシャツやブレザージャケットだったり。女性の中にひとり混じっても、まったく違和感ない存在で、しかも男性から嫌がられることもなく、みんなのアイドル的な存在だった。先輩女性によると、彼は歌手を目指して上京し、デビュー直前までいったものの夢破れ(?)、会社員生活をしているのだという。ずっと前から歌舞伎町に暮らし、自宅に遊びに行った彼女によると、部屋の中にはスポットライトが設置してあるのだとか。

その彼の歌う姿、一度見てみたいと思っていたら、その機会はちゃんとあった。外資系にも関わらず、毎年行われる社員旅行の宴会のトリは彼が務めることに決まっていたのだ。そのため、社員旅行の幹事には毎年、「スポットライトのある舞台付きの宴会場」がある旅館を選ぶよう申し送りがされていた。旅行当日は、入念な化粧をして、歌舞伎町のゲイバー勤めのお友達から借りたという衣装を着て、彼はステージに立って熱唱した。スポットライトを浴びて。

それを見て、私たちの上司であるイギリス人のおっさんたちは、酔っ払って、浴衣をはだけただらしない姿で、紙テープ(←死語?)の代わりにトイレットペーパーを投げたりして、大喜びするのであった。普段はスーツをかっちり着ているイギリス紳士の豹変ぶりも、これまた見物だった。

いま思うと、かなり楽しい職場だったなぁとしみじみ。『おっさんずラブ』、最終回、楽しみだ。

無能な上司(不倫がバレてないと思っているのは本人だけ!?)

私が入院するほどのストレスを溜め込んだ期間限定仕事。そのストレスの最大の原因は上司たちだった。ひとりでも尊敬できるというか、まっとうな上司がいてくれたらだいぶ違っていたのだろうけれど。

その中でも、小物感ハンパない上司がいて、どこに行っても誰に聞いても、とことん評判が悪いという徹底ぶり。どうしたら、そんなサイテー男になれるのか!?というくらい。こんなに嫌われているのに、どうしていまだに左遷もされず、失脚もせず、えらそーにしているんだろう!?と最後まで不思議でならなかった。

しかも、どこに行っても誰に聞いても耳に入るのが、悪評だけでなく、不倫の話。それも職場だけでなく、関連会社のスタッフや、近所の奥様方まで知っているという。不倫相手の車に同乗していたとか、あるお店の駐車場で待ち合わせていたとか、ホテルに入って行ったとか、そんな目撃談を私は何人もの人から聞いた。だいぶ昔のことらしいので、今も不倫が続いているとは思わないが、派遣社員の私の耳にも入ってくるほど、あちこちで語り継がれているわけだ。

ご本人はまさかこんなことをみんなが話しているなんて、知らないのだろう。みんながクソミソに悪口言っていることも。自分がどれだけ回りの人たちに嫌な思いをさせているのか、気づいてさえいないのだろうか。本当に、その嫌われっぷりと言ったら…。

職場でその上司が全館放送をした際、たまたま私の目の前にいた方が、その声を聞いた途端に、「あのバ~カがっ!」と吐き捨てるように言ったので驚いたことがある。関連会社の温厚な運転手さんですら、ここに書くのが憚られるほどの信じられないような言葉で罵っていたというから、一体、今までどんな言動を重ねてきたのだろう。

私が不思議なのは、周囲にネガティブな空気を撒き散らして、さんざん恨みを買っているはずなのに、彼は病気にもならず、のうのうとしていること。いや、実際はご本人もかなりのプレッシャーやストレスを感じているのは見てわかるのだが、私やほかの複数のスタッフのように入院するでもなく、元気に暮らしているではないか。そんな強靭な精神の持ち主にも見えないのに。

きっと私たちには見えないところで、相当ネガティブなものを抱え込んでいるのだろうと思う。
彼の魂がいつか救われますように。

LINEのスタンプ(の使い方って…?)

長らく抵抗してきた私も、今ではスマホでLINEを使っている。とはいえ、登録している友達の数も少なめ。夫との業務連絡や、近所の友人・知人との連絡に役立っているし、遠方の友人とのたまの近況報告も今ではLINEで済む。写真もすぐに見せられるし、確かに便利。

ネット記事などを見ると、私のような世代と若い人たちではLINEの使い方が違うらしいのだが、私はそもそもLINEを使いまくっているわけでもないので、いったいどういう使い方がメジャーなのか、良しとされているのか、いまだにわからないまま。

LINEの友達登録はしているものの、殆ど連絡をすることのない、わりと近所の知り合いがいる。以前は親しくしていた時期もあったのだが、我が家が引越した頃から疎遠になった。物理的な距離と同時に、心理的な距離もできてしまったのだ。まあ、そこに至るには、長年の間に小さなことがいろいろ積み重なっているのだが。とはいえ、諍いがあったわけでもなく、単に疎遠になっただけ。用事があるときは、あちらからも普通にLINEでメッセージが届いていた。

前にホスピスで亡くなった友人の話を書いたが、彼女が昔、遊びに来てくれたとき、この知り合いのお店を紹介したら、とても気に入って、その後、ご主人とも再訪。彼女が亡くなったあと、ご主人がこの旅行を思い出し、つい先日、息子さんとふたりで同じルートを辿り、私たちにも会いに来て下さった。事前に知り合いのお店にも行くつもりだと聞いていたので、私はそのことをLINEで知り合いに知らせた。もちろん、友人が亡くなったことも伝えて。

すぐに返信はきたが、『了解しました!』のスタンプのみ

用件としては、確かにそれで済む話だけど、それってどうよ!?
なんともいえない寂しい気持ちに襲われた私です…。

by 鳩胸厚子

LILINA ハワイの恵みから生まれたノンシリコンシャンプー



変な引き寄せ

一年限定の派遣仕事をしている間、なぜか私は職場の人に何度も何度も遭遇した。スーパーで、コンビニで、パン屋で、映画館で、パスタ屋で、駅前で…。「どうしてこんなところで会うの?」と思うことも、しばしば。職場の方のデートを目撃してしまったことも。私にとってはストレスいっぱいの職場だったので、この引き寄せは嬉しくないのだけど、すべてのことに意味があるのだとしたら、これは一体どういうことだったのか!?

派遣期間を終了し、入院という想定外の出来事が起きたのち、実はつい最近も偶然に職場の方々に遭遇した。その中に、私がもっとも苦手としていた人もいて、どうしようと思ったけれど、私は颯爽とその人に言葉をかけて立ち去った。これで、いい具合に決別できたような気がして、すっきり。この引き寄せは確かに意味があったのだと思う。さあ、次に進まなくちゃ。

by 鳩胸厚子

LILINA ハワイの恵みから生まれたノンシリコンシャンプー



思ったら、すぐ行動!(トリオの効用)

子供も手がかからなくなって、今後、自分はどんなことをして生きていこう!?」と考え始めてはや数年!? 同じことを考えている友人たちと話をする機会がときどきあるのだが、その中のひとりが別の友人を紹介してくれた。私も一応、面識はあるのだが、親しく話したことはなく、一度ちゃんとお話できたらと思っていたのだ。

ふたりで話をするのも楽しかったけど、3人で集ると、人数が増えた分、さらに楽しく話が弾み、あっという間に時間が過ぎてしまった。しかも、3人目の友人は、考えているだけで実際の行動に出られない私たち二人と違い、思ったことはすぐに行動に移すタイプで、趣味を次々と実益も兼ねた活動に発展させているのだ。

彼女のさりげない言葉や視点は、私(たち)にとっては刺激的で、いろんな気づきを与えてくれた。私たち(少なくとも私)の問題は、やはり「自信のなさ」であると実感。しかも、それは根拠のない「自信のなさ」であり、視点を変えれば、普通に自信が持てるのだと、彼女が気づかせてくれた。

さて、私たちも、彼女に続いて羽ばたけるだろうか。来年に向けて、一歩、踏み出したい!!!

by 鳩胸厚子

LILINA ハワイの恵みから生まれたノンシリコンシャンプー



美容室難民(またの名を美容院ジプシー)



私はずぼらな性格で、ファッションに気を遣うわけでもなく、化粧もいい加減。なので、ヘアスタイルも無頓着。とにかく手間がかからないのが一番と思っているので、パーマもかけず、「ブロー」なんてできないから、ドライヤーでガ~ッと乾かすだけ。だから、それでも大丈夫な髪型であればOK。とはいえ、昔はさらさらのストレートヘアが自慢でしたが(?)、今は白髪染めも必要となり、髪質も髪の量も劣化し、髪がうまくまとまらなかったりするわけです。

皆さん、「行きつけの美容室」っていうのが、あるものなのでしょうか?
私は何度も引越したこともあってか、いまだに「行きつけの美容室」がありません。

今の家に引っ越してから、近所に新しくできた美容室に行ってみたのですが、美容師さんは感じよく、サービスも良かったものの、仕上がりに満足できませんでした。ブローで、髪の印象ってかなり変わるんですね。自分ではブローできないんだから、満足できなかったヘアスタイルはその日だけのものなんですが、「なんか違うなぁ」という印象が拭えず、「こんな頭で外を歩きたくない」なんて思ってしまって。ヘアスタイルに無頓着という割りに、文句言ってますね。

それで、今度は同じく近場の別の美容室に行ってみました。美容師さんの技術もしっかりしていて、サービスも良いのですが、ここも最初から違和感が…。シャンプーを担当してくれるアシスタントの若い女性が、私とは1ミリたりとも接点がなさそうなタイプで(それはそれでいいのだけど)、心地よい空気が一切ないのです。いや、相手は感じよく接してくれているとは思うのですが、しらじらしいというか、本当の意味での親しみをこめた雰囲気が感じられない…。それは美容師さんも同じ。私は入りこめない、馴染めない空気感…とでもいうのでしょうか。

自分たちの世界が出来上がっているのはいいことだし、自分の技術に自信を持つのもいいことだと思います。でも、「こういう髪にしましょう!」という提案が半ば強引で、「ほら、こんなに素敵に出来上がりましたよ~!」と最後に自画自賛されたときには、「ここも、なんか違うなぁ」という思いでいっぱいでした。

なのに、なぜかここには通い続けたんですよ、私。「行きつけの美容室」が近くにある方がいいかなぁと思って。ちょっと合わないタイプの人たちだけど、技術は確かだし。でも行くたびに、なんだかちょっと口の中がざらざらしたような気持ちが残るのです。上手く説明できないけど、それは…

たとえば、私はあまりショートにしたくないのに、美容師さんの好みで、思ったよりも毎回ショートになっていくこと。

たとえば、肩だけでなく頭までコリコリの私にとって、美容室でのシャンプーは至福の時間だったのに、私よりずぼらな雰囲気のアシスタントさんのシャンプーは大雑把で、最後のマッサージも形だけでいい加減なこと。

たとえば、私の髪のことを心配して言ってくれているのかも知れないけれど、隙あらば高いサービスやシャンプーを売りつけようとしているのかも…と思ってしまうこと。

たとえば、美容室ではリラックスしてゴージャスな雰囲気を楽しみたいので、どうせなら高級なマダム向け雑誌を読みたいのに、目の前に女性週刊誌を始めとする、私が普段読むこともない雑誌を何冊も置かれること。(店内には高級マダム向け雑誌もあるのに、私はゴシップ雑誌を好むタイプと思われているのでしょうか!?)

たとえば、なるべくなら会話をしたくなくて、おとなしくしている私に、気を遣って差しさわりのない会話を振ってくれるのはわかるのですが、ついこちらも話に乗ったりすると、途端にさら~っと流されてしまって、「こっちも気を遣って話を弾ませようとしたのに、客の話を盛り上げる気はないんかい!?」と、やるせなさに襲われること。

そして最後に、いつも同じCDがエンドレスで流れていること。前から「飽きないのかなぁ?」と気になってはいたのですが、今月はさすがにクリスマス音楽に替わっていたので、「きょうはあのCD、聞かなくてすむ!」と喜んだのも束の間、私は聞いたことのないカントリーウェスタン調の明るいクリスマスソングが延々と流れて、げっそり。音楽なんて、それぞれ好みがあって当然だし、カントリーウェスタンが悪いというつもりは毛頭ないですが、私が思うに、カントリーウェスタンが好きだから、そのCDを流しているわけではないのでしょう。恐らく、クリスマスCDの安いのをみつけて、テキトーに買ってきたのではないでしょうか。いや、別にそれだって悪いことじゃないし、全然構わないけど、私にとっては、その音楽が流れている、あの空間はまったく心地よくなかったということ。

だから、もう二度とあの美容室には行かないと思います。来年から、また美容室を探して彷徨うことに…。

最後に、クリスマスソングといえば、私は『O Holy Night』(日本語では『さやかに星はきらめき』)が大好きです。

LILINA ハワイの恵みから生まれたノンシリコンシャンプー

偶然の繋がり(5)

両親が亡くなってから、広島に帰る回数はめっきり減った。今年は母の七回忌なので、お盆に実家の菩提寺で法要をしてもらった。早いものだ。

法要のあと、レンタカーで竹原に向かい、忠海港からフェリーで大久野島に行った。母は女学校の頃、学徒動員としてこの島の毒ガス工場で終戦まで働いていたのだ。母亡き後、毎年、大久野島での慰霊祭の知らせが届くのだが、秋の平日に開催のため、まだ行ったことがない。今回、夫と子供と三人でやっと訪れた。

今では大久野島はウサギの島として有名な観光スポットとなっている。しかも、お盆休みの日曜だったので、港やレストランなどは大混雑。若い人でいっぱいだった!
大好きな瀬戸内海の中でも、この辺りの景色は本当にすばらしい。まさに日本の地中海。平和で美しいこの島で、毒ガスを作っていたなんて。

******

久しぶりに広島の同級生と会って、お茶をしたら、また偶然の繋がりを発見。息子が同じ学年の5名で同好会を結成しているのだが、その中のひとりのお父さんが広島出身だった。私の同級生と同じ仕事というか研究をしている人らしく、しかもその同級生のご主人と同じ高校の卒業生だったので、名前を出してみると、「よく知ってるよ~。この間、東京で一緒に飲んだところよ!」とのこと。世間は狭い!

*****

毎回、帰省するたびに思うのだが、今回も部屋がとてもきれいでびっくり。両親の生前から自宅1階の事務所を使ってくださっている社長さんが、私たちの帰省前に掃除をしてくださっている気配。いやはや、窓から床までピカピカの本気のお掃除。両親が結んでくれたご縁のお陰と感謝している。

*****

大久野島で母たちは大変な思いをしただろうけど、あの瀬戸内海の素晴らしい景色に救われたに違いない。私もいつまでも、いつまでも見ていたかった。

偶然の繋がり(4)–付記

ここ半年以上、用事がない限り参加しているジムのクラスがある。最近、そのクラスに新しい方がやって来るようになった。先日、そのクラスが終わって、近くのスーパーのお花屋さんで働いているお友達と喋っていたら、その方がお花を持ってレジに現れたので、「あ、先ほどジムでご一緒しましたね」とお互いに挨拶をした。

さて、東京の友達が遊びに来たとき、うちの家族も一緒に近所の蕎麦屋に出かけたら、土曜日の夜だったので満席で、入口あたりに順番待ちの人がたむろしていた。偶然にも、我が家の前に並んでいたのが、夫の元上司の一家! 「お久しぶりです」などと話していたら、支払いを終えて帰ろうとする人が前を通った。それが、またあのジムの顔見知りの方だったのだ。「あら、まあ、ここでも!」とお互いにびっくりして挨拶をした。

その後、いつもは行かない曜日に初めてジムに行ったら、お目当てのクラスがキャンセルになっていて、がっくり。と思っていたら、そこにまたその方がやって来て、「ええ~、このクラス、キャンセルなの~」とおっしゃるので、「私も知らなくて…」と会話が始まり、エアロバイクをこぎながら、しばらくお喋りをして別れた。この方ともやはり何か縁があるのかも!?

ちなみに、蕎麦屋では元上司が支払いを済ませてくれた。なんというラッキー。これは夫の引き寄せか!?

偶然の繋がり(4)

夏休みに入って、東京から旧友が遊びに来てくれた。20年以上前に留学先で知り合った日本人女性だ。当時、私は独身で彼女はいわゆる駐在員妻だったが、同い年だったこともあり仲良くなって、いろいろ話していたら、私の留学仲間の日本人男性と彼女のご主人が仲良しだと判明。ふたりとも小学生の頃、その留学国に暮らしていて、同じ学年で同じ学校に通っていたのだという。その後も、そのふたりは何かと縁があり、同時期にまた別の国に共に赴任していた。

今回、遊びに来てくれた友人は5,6年前にようやく日本に戻り、子供さんたちも落ち着いたので、母のひとり旅に出てきたというわけだ。そういえば、私が留学後、東京に戻って転職した際、同じ部署でお世話になっていた先輩が、彼女の同級生だった。彼女とご主人は高校の同級生だったが、その(仕事上の)先輩も同じクラスにいたのだと。

ほんとに人って、いろんなところで繋がっているのだ。

そんな彼女と話していて、意外なことを教えてもらった。私は昔から、田舎と街中といった具合に拠点をふたつ以上もって暮らしたいと言っていたそうだ。自分ではまったく記憶にないのだが、確かに今、我が家は3ヶ所に家があるのだ。といっても豪邸ではないし、今ではしょっちゅう行き来しているわけでもないのだが、「願いをちゃんと実現していたんだ、私!」とびっくり。