夫がゲットした招待券で行ってきました、『比叡山薪歌舞伎』。
演目は片岡仁左衛門の「連獅子」、延暦寺僧侶による「火入れの儀」、
そして中村雁治郎、創作歌舞伎「永久の燈火」。
暑いぞ~と言われ、風通しのよい格好で行ったら、千秋楽のきょうは
これまでで一番涼しくて気持ちのよい日だったとのこと。お堂の狭間
の野外特設舞台で演じる役者さんたちも、気持ちよいと言われていた
とか。
歌舞伎なんて何年ぶりだろうか。久々の非日常の世界を、こんな場所
で、こんなすてきな夕暮れに味わえるとは! 創作歌舞伎なんて面白
いのだろうかといぶかしんでいた私だが、実際にはじ~んと感動して
しまった。現代的な演出が、不思議と古刹にマッチするのだ。
帰りの坂道を下りながら、山の涼風を感じ、琵琶湖岸の夜景を眺め、
ふと夜空の星を見上げたりしながら、しばし感動の余韻に浸った。
この場所にいるだけでも、感動!
チケットをゲットしてくれた上に、子供の面倒をみてくれた夫に感謝!
私ひとりだけの、贅沢な時間でございました。