きょうは休みの夫に運転をしてもらい、銀行の通帳記帳のために街に行った。
東京にいた頃はそこら中、銀行だらけだったが(丸の内や大手町で働いていた
のだ)、地方では街中でも大手銀行を探すのは大変だ。しかも大手の度重なる
合併やリストラで、どんどん店舗数が減る。かといって、ネットサービスもさ
ほど充実しておらず、使い勝手が悪い。要は、田舎の住人は最初から顧客ター
ゲットになっていないということだ。
帰り道に、よく行くショッピングセンターに寄ったら、フードコートの一角に
あったクレープ屋がお菓子売り場になっていた。この一角はなぜか同じ店が半
年ともたない鬼門となっているのだ。
ついでに隣のビルで久々にランチをした。以前はパスタを頼むと自動的にパン
食べ放題だったのに、追加のセット料金を払わないとパンは食べられなくなっ
ていた。よく見ると、私たちと同時に入店したカップルの女性が、ひっきりな
しにパンを取りに行ってはバクバク食べている。おしゃれな細身の女性だけに
呆気にとられた。なるほど、これでは料金制にするはずだ。
最後に、荷物を発送するために街の郵便局の本局に行ったら、暇な癖に親切心
のかけらもない職員の態度にむっとしてしまった。田舎の郵便局では、暇な分、
心の通ったサービスをしているぞ。
それにしても、街は短い時間の中でも移り変わる。便利さや効率だけを追求し
ても、居心地よくはならないのだと実感した。
*お店には相変わらずきれいな花が飾ってあったが、店員さんの質は落ちていた。