大雨が降ったり止んだりの一日だったが、雨が上がった夕方のひととき、
家族三人で小学校まで選挙に出かけた。この過疎地区は南北に細長く、
集落がぽつぽつと点在しているため、投票所はいくつも準備される。
この小学校の投票所を利用する有権者は、50~60人ではないかと思う。
待機するスタッフの方々も、殆どがこの集落の顔見知りの方々なので、
恥ずかしいような、緊張したような気分になる。(投票者は私たちだけ
なので、みんなの注目が一斉に集まるのです。)
投票所の部屋は、実は息子が毎日使っている合同ランチルーム。息子は
顔見知りのおばちゃんたちに話しかけられ、会場に飾ってあった風船を
「全部持って帰り」と言われ、もらっている。投票が終わって帰ろうと
すると、息子は「え? もう終わり? 選挙ってお話じゃなかったの?」
と残念そうだった。
そして、さっき。ニュース速報で選挙結果を知った。なんだかこれまで
と違う方向を求めている人が増えているのかな? なにかが変わるのは
いいことなのかも。これからも足元をしっかりみつめて、暮らしたい。
*選挙の帰り道にみつけたカタツムリ。