故郷の出来事

元気だった実家の父が、昨年末から足が痛くなって前のように
歩けなくなり、せん妄の症状も出るようになった。通院の結果、
せん妄の症状はおさまり、足は痛み止めである程度はよくなっ
たようだが、母は自宅生活ができなくなったときのために施設
を探さなければと焦っていた。

そんな折り、近くのクリニックの先生を中心にケアマネジャー
さんなど医療・福祉関係の方々が集まって、父のために新体制
を作ってくださった。今後は定期的に先生と看護士さんが往診
に来てくださり、ついでに母も診察してもらえるらしい。心配
性の母も、これで自宅生活が続けられそうだと喜んでいる。

一方で、去年から実家で闘病中のお母さんの看病のために長期
の帰省をしていた同級生から、お母さんを看取った報告があっ
た。最後は自宅のある島を離れ、近くの街中の病院の緩和ケア
病棟に入院され、そこで息を引き取られたそうだが、幸い病室
からは港はもちろん、遠く自宅のある島まで見渡せたそうだ。
私も、瀬戸内海を眺めながら最期を迎えられたらいいなと思う。

昨日、きょうと少し早めに帰宅できた夫は、昨日は息子とキャ
ッチボール、きょうは息子の習いものの送迎をしてくれた。こ
ういう何気ない時間が、幸せなのだなぁ。

26mar08

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