息子の習いものの日は、途中でビデオ屋さんに寄るのが習慣
になっている。ここは大手のレンタルにはないような古いビ
デオもあったりして、息子は07年に新しくテレビシリーズが
始まる前から、古い『ゲゲゲの鬼太郎』のビデオを毎週1本
ずつ借りていた。その後も、ソニックやカービィなどのビデ
オ(そう、DVDではなく)を借り続けている。
さて、このビデオ店。スタッフは若い男性ばかりだが、その
中でも店長さんと思われる、いつ行ってもほぼ必ずいるお兄
さんがいる。この店のことなら、すべて把握している!とい
う感じ。いろいろ気がつくし、注意することは注意するし、
たぶん責任感と誇りを持って仕事をしているタイプの人とお
見受けする。
きょうは、私がビデオを借りようとカウンターに向っていた
ら、ちょっとの隙に別の男性に抜かれてしまった。すると、
それを見ていたらしい(たぶん)店長さんが、返却カウンタ
ーに置いてあった「休止」札を取って、男性の後ろに並んで
いた私に、「お次の方、どうぞ」と声をかけてくれた。
そちらに私が移動するのと同時に、入り口からボサボサ頭の
年配の男性が返却カウンターめがけてまっしぐらにやって来
て、私と並ぶ形になった。店長さんは、腕を伸ばしてその男
性を制し、私に対応してくれた。しかし、その間もずっと年
配男性は私の隣に立ったまま、動かない。意地でも動かん!
という彼の思いが、酒臭い息とともに伝わってきて、私は少
し横にズレながら、顔を上げないようにした。(逆恨みされ
たら、たまったもんじゃない!)
案の定、そのおっさんは私が去ると同時に、店長さんに文句
を言っていた。内容はわからないけど、彼はしっかり謝って
いた。一応、客だし。もちろん、その直前の状況を知らない
おっさんを責める気もないのだが、う~ん、客商売は大変だ。
店長さん、がんばれ!
(『24』のシリーズ6を借りたけど、前に比べたらいまいち)
*京都大学!