過疎地の世代間ギャップ

少子高齢化の最先端をいく過疎地に暮らすと、
お年寄りと若者との世代間の壁を感じること
は多い。それから地元民とよそ者の間の溝も。

その中で、敷地を同じくする保育園、小・中
学校の保護者は一応、地域の「若手たち」と
いうことで、地元民かよそ者かは関係なく同
じ問題意識を共有していると思っていた。

ところが、このところ感じるのは中学校と小
学校の保護者の意識の違い。子どもの年齢が
違うと親の交流も少ないため、普段から話を
する機会も滅多にないのだが、学校に対する
評価や思いがかなり違うようだ。

この夏休みには、学校でちょっとした問題が
起こり、それをきっかけに中学生の保護者が
たまっていた不満を爆発させ(?)、学校で
謝罪説明会が開かれたほど。私は広島にいた
ので夫が出席したのだが、小学生の保護者は
事情もよくわからず説明会に行って驚いてい
る様子だったらしい。

2学期になって、その問題への対応策として学
校側が新たに規則を作成し、その書類をチェ
ックしてほしいと学校から夫に連絡があった。
PTAのチェックをお願いしたら、それはうち
の夫に頼むよう、役員さんが指示したらしい。
夫がその分野に詳しいと思われたようなのだ
が、それにしてもPTAの役員である中学生の
保護者からはなんの連絡もない。

学校に文句は言うけど、その後の面倒くさい
ことは他人任せ…ということなのか。それと
も、そういう仕事は若手にやらせればいい、
という感覚なのか!?

PTAの行事についても、中学生の保護者が仕
切ってしまい、保育園や小学校の保護者の意
見はなかなか吸い上げてもらえない…と、先日
も若手のママさんたちがぼやいていた。

一丸と思っていた「若手グループ」の間にこ
そ、断絶があったのかも。「地域のために」と
いう思いだけは共通していると思いたかったけ
ど、年数を経てくると現実が見えて余裕がなく
なってくるのかなあ。
いや、それは私も一緒かも。

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