うちの息子は頑固な上にひねくれていて、その上、
食事の好みやこだわりなど、まさに私の父によく
似ている…と、夫と私でよく話すことがある。
昨日も、息子はいきなり「お母さん、パンツがき
つい」と言うのだ。「え? 我慢できないくらい?
きついパンツしか持って来なかったの? 家にい
っぱいあるから、こっちで新しいの買わなくても
いいでしょ?」と言うと、困ったような、納得で
きないような顔をする。「え、どういうこと?」
とさらに問い詰めると…荷物にパンツを入れ忘れ
ていたのだ。じゃあ、パンツを持ってくるのを忘
れたと言えばいいのに、叱られると思ったのか?
「素直に言えばいいのに。そんな変な言い訳した
ら、余計な怒りを買うぞ!」と言うと、「だって
きついのは本当だもん」と譲らない。うう~、も
う~っ!
それで昨日は仕方なく、息子のパンツを買いに行
った。
で、きょうは父を久しぶりに母のところに連れて
行こうと思ったのだが、「わしはこの部屋から離
れるわけにはいかん」の一点張り。「明日かあさ
って、お母さんのところに行こうね」と、昨日誘
っておいたのに。すっかり老人ホームに慣れたの
はいいが、今度は「自分の部屋」を離れると、部
屋を勝手に変えられたり、モノを盗られてしまう
のでは?という思いに捕らわれているようだ。こ
こが自分の居場所だと確信していることはよかっ
たのだが。
結局、30分ほど説得したが頑として訊かないので、
きょうは息子とふたりで母の病院へ。父が来ると
思っていた母は、ちょっとがっかりした様子だっ
た。明日、もう一度トライしようっと。
ああ、ほんとにご苦労さまです・・・。
ただもう頭が下がります。
ただ顔を見に行くだけで、たいしたことはしてないんですが、びんぼっちゃんさんの優しい言葉、ホント嬉しいです!!!