五右衛門風呂の行く末

ここに引っ越してきたときから、ときたま水が漏れていた
五右衛門風呂が、とうとう外からパテを塗ってもどうにも
ならない状況になっていた。夫が応急処置として、排水口
をふさぎ、なんとか毎日使っている。

そこで、きょうは建築家の森田さんと、大工さんと、左官
さんがわざわざ様子を見に来てくださった。街は晴れてい
たのに、ここは雪がちらついていると驚きながら、お風呂
チェックのあと、しばし歓談。やはり、この五右衛門風呂
はもう寿命がきているらしい。

工事は暖かくなってからということで、どういうお風呂に
作り直すかを、それまでに考えなければ。夫にとって風呂
焚きは毎日の憩いの時間らしく、現代風のスイッチひとつ
の風呂にはしたくないらしい。そうか~、そんなに憩って
いたのか~。夫なりに風呂焚き道を極めているのだろう。

長く空家となり、放っておかれた五右衛門風呂も、わずか
二年とはいえ、最後に私たち家族のために実力を発揮して、
その務めを終えようとしている。あともう少し、仲良くお
付き合いしていきたい。

ところで、きょうはお昼すぎに街中まで買い物に行き、息
子のリクエストでお気に入りの中華屋さんでごはんを食べ
た。ランチタイムは初めてだったが、お得なセットがいく
つもあって、大満足。見た目も実際もとてもおいしかった
のに、写真に収められなくて残念。

*晴れた街から帰ってきたら、窓の外はこんな景色でした。

1060

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です