いのちの話

子供は根源的な質問をする。
最近、計算に目覚めた息子に「いちばん最後の数字はなに?」
と訊かれた。「それがわかったら、ノーベル賞がもらえるよ」
とごかました。

しかし、子供は現実的でもある。先日、保育園の園長先生から
きいた話。いのちについて考えてもらおうと思った先生が、
「もし先生が死んだら、どうなると思う?」と尋ねたところ、
子供たちは、「新しい先生がくる!」と答えたそうだ。

そして、きょうも息子は私に次から次へと質問を投げかける。
夫は「人に訊く前に自分で考えてみろ」とうまくかわすのだ
が、忙しくてイライラしていた私はとうとう、「今、それどこ
ろじゃない!」と怒鳴ってしまった。そしたら、息子にまたも
訊かれた。「え、今、なにどころ?」

うるさ~い!と言いながら、吹き出してしまった。

ryuge

“いのちの話” への2件の返信

  1. 「新しい先生がくる」のあと、うちの子は「(死ぬのは)園長先生じゃなくて、バスの運転手さんの方がいい」と言ったらしい。大ひんしゅく。確かに無愛想で、一見怖いおじさんなんですが…。

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